【速報】JR久留里線、一部廃止へ 久留里―上総亀山間 バスなどに移行 JR東管内で初の廃線

JR東日本千葉支社は27日、久留里線の久留里―上総亀山間(9・6キロ)で列車の運行を取りやめ、バスなどを中心とした新たな交通体系に移行する方針を発表した。今後、君津市とバスのルートなど詳細を協議し、できるだけ早期に実現したい考え。記者会見した土沢壇支社長は「利用者や地域の役に立っているかを考えた場合に、新たな交通体系へのモードチェンジを図ることが最適と判断した」と説明した。
同支社によると、災害によって運休した路線などを除くと、JR東管内で列車の運転を取りやめるのは初めて。
同区間を巡っては、昨年から県と君津市、同支社などが、沿線地域交通検討会議で交通体系を協議。今年10月に行われた第5回会議で最終的な結論として「自動車中心の交通体系への移行」が示され、JR側が在り方を検討していた。
同区間の1日当たりの平均乗車人数は64人(23年時点)で、車両定員の半分ほど。1987年の民営化時からは約9割減少しているといい、土沢支社長は「鉄道最大の役割は大量輸送。一鉄道員としてさみしい気持ちもあるが、現状では地域の役に立てていないと判断した」と述べた。
代替となるバス路線については、決まったルートを走行し、停留所に定刻に止まる「定時定路線型」を想定。現状の同区間運行本数の1日8・5往復以上を確保する。
ルートは現状の線路に沿ったものだけでなく、県立君津青葉高校方面、亀山湖方面などのルートも検討する。バスロータリーを整備するなどし久留里駅での接続も向上させる予定といい、費用面や運行主体などの詳細は今後、市と協議し決める。
土沢支社長は「上総地域からわれわれがいなくなるわけではない。さらなる利便性向上や地域振興の手伝いができれば」と強調した。
同区間は1936年3月に開業。木更津―久留里間は引き続き運行する。

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