新潟駅前に地上10階建ての新たなオフィスビルが完成しました。新潟市中心部の新潟駅から古町を結ぶ『にいがた2km』エリアでビルの建て替えが進む中、企業誘致も進んでいて、地域の活性化につながることが期待されます。
【齋藤正昂アナウンサー】「リニューアルが進む新潟駅から古町を結ぶ都心軸・にいがた2km。そこに10階建てのオフィステナントビルが建てられました。」新潟市中央区の東大通に新たに完成したのは『INPEX新潟ビルディング』です。おととし解体された新潟帝石ビルが建て替えられたものです。【INPEXビジネスサービス 中村寛 社長】「旧帝石ビルもそうだったが、駅前のランドマークタワーとして、それにふさわしいものということで、われわれ自負しているところ」地上10階建て、最大88区画のテナントが入るオフィスビルのコンセプトの一つは「働きやすいオフィス」。柔軟なオフィスのレイアウトが可能なほか、ガラス張りのラウンジや貸し会議室も設置されています。IT企業を中心に多くの区画の貸し出しが決まっていて、本格的なテナントの入居は年明けに始まると言います。【INPEXビジネスサービス 中村寛 社長】「当初想定したところでのご契約は見込まれているということで、かなり高い状況でスタートできると思っている」この都心軸・にいがた2kmエリアでは、新潟市がIT企業などの誘致に力を入れています。市はエリア内で新たに事業所を開設する企業の賃料や新規雇用に対する補助を行っていて、誘致に成功した件数は昨年度22件と、年々増加傾向にあります。市によりますと、新潟駅前のビルの建て替えが進んでいる状況と地方進出を希望する企業のニーズが合致し、好調に推移しているということです。
期待されるのはほかにも…【齋藤正昂アナウンサー】「東大通りに面したこちらの1階部分には、飲食店が入居する予定です」ビルの1階部分には、最大7店舗の飲食店が入居できる区画が用意されています。【街の人】「飲み会とかランチの選択肢が増えていいと思う」【街の人】「新潟初出店のお店ができればいい」【街の人】「おいしそうなものがあったら食べてみたい」【INPEX 上田隆之 社長】「この駅前にふさわしいテナントに入っていただいて、このあたりの駅前の発展に少しでも貢献できれば」リニューアルが進む新潟駅とともに変わっていく周辺地域のにぎわい創出に期待がかかります。