石破茂首相(67)の“マナー違反”指摘が止まらない。
11月15~16日、石破氏は南米ペルーで行われたAPEC(アジア太平洋経済(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に出席し、本格的な外交デビューを飾った。中国の習近平国家主席とも首脳会談を行い、その後の会見では「非常にかみ合った意見交換であった」と自信たっぷりだったが、ネットでは会場での“マナー”を問題視する声が続出したのだ。
17日放送の『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)で、APEC会議直前、各国首脳が握手をして挨拶を交わすのをよそに、石破氏が席に座ったままスマホを眺めたり、席に挨拶をしに駆けつけた友好国の首相に対し、石破氏が座ったまま手を差し出す様子が放映されると、Xでは《友達いなさすぎて社交儀礼すら分かってないのかね》といった声が上がった。
社交の場におけるマナーを非難された石破氏だったが、さらに18日ごろからは、おにぎりを食べる過去の映像がXで拡散し、今度は“食事マナー”が炎上する事態を招いてしまった。
問題となったのは、17日に放送されたドキュメンタリー番組『総理大臣を目指した人たち ~2024 二つの党首選から見えたこと』(日本テレビ系)の切り抜き動画。番組では、総裁選前に茨城の農家を視察に訪れた石破氏が、生産者から勧められたおにぎりを“ひとくち”で頬張る場面があったのだが、口からおにぎりがこぼれかけており、口の中が丸見えになるなどお世辞にも綺麗とは言えないシーンが。
Xでは、この食べ方に嫌悪感を示す声が多く見られ、以下のような声が上がった。
《石破さんのおにぎりの食べ方 もはやセンシティブ》《品性も何もない汚さ。もう見たくもありません》《石破さん、こんなにだらしないとは思いませんでした》
なお、石破氏の食事マナーが問題視されたのはこれが初めてではない。11月2日ごろには、’20年10月に石破氏がゲスト出演したジャーナリストのYouTubeの動画の切り抜きがXで拡散し、食事シーンにおける石橋氏の茶碗と箸の持ちに対する指摘が続出。《我が子がこのような持ち方してたら全力で矯正するレベル》など厳しい声が相次いだ。
与野党勢力が拮抗するなか、なんとか第2次内閣を発足させるも、過去の食事マナーまで掘り起こされて批判されるなど、相次ぐ炎上に見舞われてしまっている石破氏。その背景について、全国紙政治部記者はこう話す。
「政策や振る舞いを批判されるのは首相として致し方ないですが、食事マナーなどをここまで持ち出されている首相も近年では珍しいでしょう。石破首相は、自民党総裁選で保守層から絶大な支持を受けて出馬した高市早苗氏を破り、その後の組閣で“旧安倍派”を冷遇したこともあって、自民支持層も含めてそもそも敵が非常に多い。
さらに先の衆院選でも歴史的な敗北を喫したことで、“石破おろし”の流れはかつてないほど強まっています。“アンチ石破派”としては、食事マナーなどあらゆる要素から首相としての資質を問いたい気持ちがあるのではないでしょうか。
とはいえ、今回のおにぎりの食べ方も決して綺麗とは言えませんが、実際の動画では石破氏が『(おにぎり)5つめ』『一口で食べるのが良くない?』と生産者を喜ばせようとする姿勢も見られましたし、周囲も和気あいあいとした雰囲気でした。外交の最中ならともかく、こういう場面の食べ方まで炎上してしまうのは少し災難にも思えますが……」
実際、Xではこんな声も上がっている。
《美味しいおにぎりで何個でも食べられちゃうって感じを石破さんは表現したかったように感じました》《「一口で食べたほうがおいしいよ」ってサービス精神でやってるんですし。そういう人間味ある部分も悪くない》《おにぎりぐらい好きなように食え…おいしいかったらええ…》