家の出入り口である玄関は、汚れがたまりやすい場所。
汚れが蓄積すると、頑固な黒ずみになってしまいます。
きれいにしたくても黒ずみの落とし方が分からず、「掃除がしにくい」と悩む人もいるのではないでしょうか。
そこでインターネット上で見つけた、玄関タイルに付いた頑固な汚れを落とす簡単な方法を、実際に試してみました。
玄関の黒ずみの主な原因は、靴裏に付いた泥や砂、排気ガス、花粉です。これらの汚れは『酸性』なので、汚れを落とすには『アルカリ性の洗浄剤』が適しています。
なかでもおすすめなのが、『セスキ炭酸ソーダ』。100円ショップやドラッグストアなどで購入できる、身近な洗浄剤です。
セスキ炭酸ソーダは天然由来の洗浄剤ですが、弱アルカリ性のため肌が弱い人は肌荒れを引き起こす恐れがあります。使用する際は、ゴム手袋を着用すると安心です。
また白木や大理石などの天然素材に付着すると、変色する可能性もあります。玄関周りの素材を確認してから使用しましょう。
まず掃除をする前に、玄関内に置いてあるものを別の場所へ移動させましょう。何もない状態にしたら、ほうきとちりとりで砂ぼこりなどの汚れを取り除きます。
黒ずみ掃除に使う道具は、以下の6つです。
・セスキ炭酸ソーダ
・スプレーボトル
・水
・デッキブラシ
・雑巾
・手袋
タイル掃除には液体のほうが向いているので、セスキ炭酸ソーダと水を合わせた『セスキ水』を作ります。
空のスプレーボトルに水500とセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を入れ、セスキ炭酸ソーダの粉がなくなるまでスプレーボトルを振ってください。
作ったセスキ水を玄関タイルにまきましょう。汚れが少ない時はスプレーで、汚れが酷い時は液体をまきます。
なお、金属や塗装部分にセスキ水が付いてしまうと染みになる恐れがあるので、すぐに水拭きしましょう。
広い範囲はデッキブラシで、角や細かい部分は小さいブラシや歯ブラシを使って汚れを落とします。道具を使い分けることで、効率よく汚れを落とせるでしょう。
汚れが落ちてきたら、雑巾で拭き取ります。
長時間セスキ水でぬれたままにするのはおすすめできません。作業を中断せず、ブラシ掃除が終わった流れですぐに拭き掃除を始めましょう。
きれいに拭き取ったら完了です。
玄関タイルの黒ずみがきれいに落ち、すっきりと明るい印象になりました。
セスキ水を使えば、玄関タイルの汚れを簡単に落とせます。「掃除しにくいから…」と汚れを見て見ぬふりしていた人は、掃除に取り掛かってみてはいかがでしょうか。
家の入り口である玄関をピカピカにして、気持ちをすっきりさせてみてください。
[文・構成/grape編集部]