全国的なサケの不漁が続く中、サケにまつわるイベントに影響が出ています。
【桶屋美圭アナウンサー】
「毎年多くのサケが遡上する新潟県村上市の三面川です。古くから鮭の街として知られる村上市ですが、ここにも不漁の影響が出ています」
1000年以上続くサケ文化が今も色濃く残っているサケのまち・村上市。古くから伝わるサケの伝統料理を提供する老舗割烹からはこんな声が…
【善蔵 齋藤晃央 代表取締役】
「去年あたりからとれないというか、手に入らない。値段も上がっている」
こちらの店ではサケ1匹を余すところなく調理し提供。県外からサケ料理を楽しみに訪れる人も多いと言います。
【善蔵 齋藤晃央 代表取締役】
「三面川でとれる生きたサケだと身が盛り上がる」
新鮮なサケがとれないと店自慢の川煮や刺身が提供できないため、近年続く不漁に頭を悩ませています。
さらに、卵である“はらこ”の価格にも影響が…
【善蔵 齋藤晃央 代表取締役】
「最初の値段で1kgあたり200円くらい上がっているので厳しい」
村上市では現在、毎年恒例の『はらこ丼フェスティバル』が開催されていて、参加する21店舗が各店舗自慢の料理を提供。
【善蔵 齋藤晃央 代表取締役】
「上げたくないが、100~200円くらい高くなって」
それでも、訪れる人に村上のサケ文化を堪能してもらおうと、はらこご飯に加え、サケの頭や心臓などを使った小鉢もついています。
秘伝の出汁に漬け込んだはらこの味は?
【桶屋美圭アナウンサー】
「イクラのプチッとした食感とほどよい塩加減、最高です。これはご飯が進みますね。いくらでも食べられます!」
【善蔵 齋藤晃央 代表取締役】
「いっぱいとれてほしいが、自然のものなのでなかなか…私が努力するわけではないが、なかなか難しい」
サケの不漁による店側の努力も続いています。