2024年度沖縄タイムス伝統芸能選考会の贈呈式・祝賀会が16日、那覇市内のホテルで開かれた。琉球古典舞踊と古典音楽の計6部門で、新人賞・優秀賞・最高賞・グランプリに計195人が入賞。賞状を手にした入賞者に、会場からは祝福の拍手が送られた。
入賞者を代表してあいさつした、箏曲部門グランプリの知念ノリ子さん(73)は「これまで何度も挑戦してきたグランプリをやっと受賞できた。師匠や仲間に支えられ、今日を迎えられたことに感謝したい」と語った。
沖縄タイムス社の武富和彦社長は「戦後の芸能復興に努めてきた先達の思いを胸に引き続き芸を磨き、さらに活躍することを期待する」と激励した。
舞踊部門では3年ぶりにグランプリが出た。賞状を受け取った森山和人さん(22)は「スタートラインに立った気持ち。基礎を大切に、これからの芸能生活を送りたい」と前を向いた。
今年で定年を迎えた11人の選考委員には感謝状が贈られた。(社会部・大庭紗英)芸道にまい進、195人に賞状 沖縄タイムス伝統芸能選考会の画像はこちら >>