小学6年生の自由研究で警察が動いた 横断歩道前にカラー舗装 止まらない車を「雨の日も雪の日も数えていた」

信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしていた場合、車は手前で必ず一時停止しなければなりません。JAFが毎年調査している一時停止率。ことしの全国ランキングは、1位が長野で停止率87%、2位が石川で80.9%、3位が岐阜で75.2%。
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そんな停止率3位の岐阜県ですが、各務原市の横断歩道では、手前の路面が赤色に塗装されています。
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これはことし8月、ドライバーに横断歩道があることを認識してもらおうと、市がカラー舗装したものです。そのきっかけとなったのが、近くに住む小学6年の小川寿子さん(11)の調査です。
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(小学6年 小川寿子さん)「朝、横断歩道を渡るときに全然車が止まってくれなくて。いつ止まってくれるんだろうと思っていたから、横断歩道を渡るときに止まってくれない車の台数を調べた」
この横断歩道を渡って通学する小川さん。横断歩道を通り過ぎる車が多かったことから、通学や帰宅で渡る際に通り過ぎる車の数を記録し、夏休みの自由研究でまとめました。調査期間は去年12月からことし6月までのなんと半年間!
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(小川さん)「朝 数えてから学校に行くから帰るまでに忘れる」Q.どうやってわすれないようにしているの?「手に書いたりとか444とかずっと思いながら」
小川さんは数えながら、手にメモしたり心の中で唱えたり…半年間、地道な調査をした結果、通り過ぎる車は平均して1日3台~4台。最も多かった日は1月9日で、行き帰り合わせて22台でした。
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(小川さん)「雨の日も雪の日も数えていた。傘とか持ちながらで数えるのが大変だった」
小川さんはことし8月、この調査結果を各務原警察署に報告。報告を受けた署と道路管理者の市が協議し、ドライバーに横断歩道があることを認識してもらうため、手前の路面を赤色に舗装することにしたのです。完成したのは、小川さんが署に報告してからわずか3週間後。夏休み中にカラー舗装が実現しました。
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(小川さん)「(報告を受けて)まじ?やったーってなった。本当にできるんだって思ったし嬉しかった」(小川さんの母親)「小学6年の気づきを周りの大人が汲んでくれて動いてくれて感謝」 赤に舗装されてからは、横断歩道の手前で一時停止する車が増えたといいます。(小川さん)「色んな所にカラー舗装してほしいし、事故が減ったらいい」
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