便器のサビ汚れは諦めないで! 企業が伝授する掃除テクに「これは助かる」「実践できそう」

便器に付いたサビ汚れ。普段のトイレ掃除では汚れが落とせず困っていませんか。「業者を呼ぶしかないのかも」と絶望するのはまだ早いかもしれません。
トイレの専用洗剤でも落ちない場合には、奥の手を使って掃除してみましょう。
水回りの製品やサービスを提供する企業・TOTOの公式サイトによると、便器のサビ汚れには市販の『酸性洗剤』を活用してみると落ちるのだとか。
市販の酸性洗剤の原液をティッシュペーパーなどに浸し、湿布することで、汚れを落とすことができます。(汚れ具合により、湿布時間が異なります)
TOTO ーより引用
市販の洗剤でも対応できるとは驚きですが、ここで重要なのは『酸性洗剤』という点です。洗剤は汚れによって酸性タイプ・アルカリ性タイプなど、効果が期待できる種類が異なっています。
トイレのサビ汚れには『酸性』が効くということですね。
酸性洗剤はドラッグストアやスーパー、通販などで手軽に購入できます。『塩素系』『クエン酸系』といった表記のある洗剤が該当し、トイレ用の洗剤にも多く見られるため、手元にない人は購入しておくと便利です。
TOTOのお勧め通り、ティッシュペーパーの湿布でサビに酸性洗剤を染み込ませて、スッキリきれいな便器を取り戻しましょう。なお、使用の際はしっかり換気を行ってください。
※写真はイメージ
トイレの便器に限らず、サビ汚れ落としには酸性洗剤がよく使われます。それほど、サビには酸性が効果的なのです。
もともと、サビは金属が酸化し、固まって生まれたものです。
酸性洗剤は酸化した金属から酸化の原因である酸素を切り離し、『還元』という作用を生じさせます。とても簡単にいえば、酸素を切り離して酸化状態を解除する仕組みです。
このような話を聞くと、汚れひとつ、洗剤ひとつにも化学が作用していることが分かり、興味を持つ人もいるのではないでしょうか。サビ取り掃除をする時に思い出せば、「これが還元か…」と実感できるかもしれません。
便器に付いたサビは厄介ですが、最初から「絶対無理、取れないはず…!」とあきらめる必要はありません。
ご近所のドラッグストアやスーパーで酸性洗剤を買って、『ティッシュペーパー湿布』を試してみてください。手軽にできる化学実験として楽しんでみるのもおすすめです。
[文・構成/grape編集部]

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