日常生活のさまざまな場面で役立つ『ティッシュペーパー』は、とても便利なアイテムです。
見た目が『トイレットペーパー』と似ているため、「トイレで使っても問題ないのでは」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
水道の工事業者大手の『クラシアン』が、「ティッシュペーパーをトイレに流してもいいのか」という疑問に回答しています。
『クラシアン』の公式ウェブサイトでは、「ティッシュペーパーをトイレに流すとどうなるか」との問いに、次のように回答しています。
ティッシュペーパーは、少量でも流すとつまりの原因になります。
トイレットペーパーはトイレに流す(溶ける)前提に作られており、水と水の流れにより繊維の結びつきがほぐれやすい状態でできています。一方、ティッシュペーパーは繊維の結びつきが強くほどけにくいため、トイレに流すと排水パイプ内でつまることがあります。
クラシアン ーより引用
ティッシュペーパーは水に流すことを前提に作られていません。
問題なく流れていったように見えて、排水管内で詰まる可能性があります。量に関係なく、ティッシュペーパーはトイレに流さないようにしましょう。
また『水に流せるポケットティッシュ』についても、注意が必要です。
『水に流せるポケットティッシュ』のほか『トイレに流せるお掃除シート』や『流せるおしり拭き』なども、一度にたくさん流すと詰まりの原因になることがあります。トイレに流す場合は、数回に分けて流すようにしましょう。
※写真はイメージ
『トイレが詰まる』と聞くと、完全に水が流れなくなる状態をイメージする人が多いかもしれません。
しかし、トイレの詰まりには段階があり、それぞれ症状が異なります。
以下のような変化が見られた場合は、トイレが詰まり始めているサインです。
・水のいきおいが弱くなる
・紙が流れ切れずに残る
・異臭がする
・異音がする
このまま放置すると、水漏れやトイレの故障につながる可能性があります。
紙詰まりが原因で雑菌などが繁殖する恐れもあるので、異変を感じたら早めに水道修理業者に点検を依頼しましょう。
[文・構成/grape編集部]