新潟県五泉市特産のレンコン“五泉美人”が出荷のピークを迎えています。正月のおせち料理など、これからの時期需要が高まるレンコン。気になるその出来は?
五泉市のレンコン畑で11月12日収穫されていたのは、特産のレンコン“五泉美人”です。
【記者リポート】
「表面が白く、美しく輝くことから、その名がつけられたという五泉美人。シャキシャキとした歯ごたえと甘みが特長だということです」
土壌に砂利が少ないことでレンコンに傷がつきにくく、きれいな形を保ったまま成長しやすいほか、純度の高い地下水に恵まれるなどレンコンの栽培に適した環境が整っている五泉市。
この日は水深約60cmの畑で機械の水圧を利用して泥をかき出しながら、レンコンの収穫作業を行っていました。強い風に弱いというレンコンですが…
【五泉蓮根生産組合 伊藤弥 組合長】
「今年は風の影響もなく、良いレンコンができた」
生産者も納得の出来栄えに!冷え込みが厳しくなるこの時期のレンコンは身が詰まっていて、うまみがさらに増していると言います。
また、穴が開いていて「先が見通せる」縁起物としても知られるレンコンは正月のおせち料理などに重宝されることから、12月下旬にかけて需要が高まり、出荷量も増加。
JA新潟かがやきによりますと、五泉蓮根生産組合では1年間で約240tの五泉美人の出荷を予定しているということです。
【五泉蓮根生産組合 伊藤弥 組合長】
「(私は)天ぷら、煮物が好き。他にも料理が色々あるので、皆さんの思うように楽しんでいただけたらうれしい。ぜひ、よろしくお願いします」
五泉美人の出荷は来年6月まで行われ、県内のJA直売所やスーパーなどで販売されます。