県選挙管理委員会は12日、来年4月4日の任期満了に伴う知事選の日程を2月27日告示、3月16日投開票にすると決定した。千葉市選挙管理委員会も任期満了に伴う市長選を3月2日告示、16日投開票の日程で行うと決めており、前回2021年に続き、知事選と市長選は同じ日に実施されることになった。欠員5となっている県議補選も3月7日告示、16日投開票の日程で行われる。
知事選には元船橋市議の門田正則氏(77)が無所属での出馬を表明している。これまでに態度を明らかにしていない現職で1期目の熊谷俊人氏(46)の動向が注目される。
知事選について、県選管事務局は選挙管理委員会に(1)来年2月27日告示、3月16日投票(2)3月6日告示、23日投票-の2案を提示。(1)案なら千葉市長選との同日選が可能になり、投票率向上や事務の効率化が図れると説明し(1)案が承認された。
前回21年3月の知事選を巡っては、09年から3期務めた森田健作氏(74)が立候補を見送った。千葉市長3期目だった熊谷氏が出馬表明したほか、自民党推薦の候補ら7人が名乗りを上げた。過去最多となる8人による争いが展開され、熊谷氏が初当選を果たした。
投票率は38・99%で前々回17年の31・18%を7・81ポイント上回った。ただ、知事選の投票率は低迷が続いており、現職の辞職による出直し選挙が行われた1981年以降は50%を上回ったことがない。
10月14日現在の選挙人名簿登録者数は527万2029人(男260万9427人、女266万2602人)。
◆5選挙区で県議補選も
県議補選は現職の死去や10月の衆院選出馬などにより、欠員が生じている5選挙区で実施される。香取市・神崎町・多古町、茂原市、松戸市、成田市、四街道市の5選挙区が対象で、いずれも1議席が空席になっている。