甘みと酸味、そしてうま味をバランスよく楽しめるのがトマトケチャップの魅力です。
さまざまな料理に便利に使える調味料ですが「キャップを開けると水が出る…」と困っていませんか。
一体なぜこのような事態が発生するのか、トマトケチャップ製造元としておなじみの『KAGOME(以下、カゴメ)』の公式サイトより情報をお届けします。
対処法についても、ぜひ参考にしてみてください。
まずは冷蔵庫で保管中のケチャップから、水分が出る理由について確認していきましょう。カゴメは公式サイトで以下のように説明しています。
ケチャップは、静置しておくと液体部分が分離し、注ぎぐちの部分にたまってしまうことがございますが、品質には問題ありません。
KAGOME ーより引用
トマトケチャップから水分が出るのは分離によるもので、その性質上仕方がない現象だともいえそうです。
静かに保管しておく期間が長ければ長いほど、水分が出る可能性は高くなるでしょう。
とはいえ、その品質には問題がないとのこと。水分が出たからといって、処分する必要はないようです。
ちなみに、水分が出てしまった後も、容器を揉んだり中身を振ったりして動かせば、分離状態は解消され元に戻ります。
分離した水分にもトマトの栄養やうま味が詰まっているので、無駄なく摂取しましょう。
カゴメ公式サイトでは、分離させにくくするための対策も紹介しています。
冷蔵庫に保存するときに、中の空気をしっかり抜くと分離を防ぐことができます。
KAGOME ーより引用
ケチャップの口を上に向け、中身が下のほうに落ちてから、飛び出さないように注意して優しく押していきましょう。
容器がつぶれて、少しずつ空気が押し出されていきます。ケチャップの容器は柔らかく作られているため、作業しやすいでしょう。
中身が減ってくると、ボトル内に空気が溜まりやすくなります。使うたびに意識して空気を抜くようにするだけでも、水分が出にくくなるはずです。
※写真はイメージ
開栓後のケチャップは、キャップを上にして保管してください。こうすることで、分離によって生じた水分がキャップに溜まらなくなります。
ケチャップは水分を多く含むため、わざわざキャップを下にして保管しなくても、逆さにして優しく圧を加えるだけで簡単に中身が出てきます。
「ケチャップを使おうとしたら、水分だけが勢いよく飛び出してきた」という失敗も防げるでしょう。
ケチャップが分離する仕組みや予防法を紹介しました。カゴメ公式サイトの情報をもとに、ケチャップを無駄なくおいしく味わいましょう。
[文・構成/grape編集部]