3日午前4時半ごろ、四街道市吉岡の住宅に男が押し入り、住人男性に暴行、現金約1万2千円を奪って逃走する事件が起きた。四街道署は現場付近で目撃証言に似た人物を確保。強盗致傷事件として調べている。住人男性は50代で、けがを負ったが命に別条はなく、受け答えができる状態だという。
同署によると、侵入してきた男が、就寝中だった男性に馬乗りになって繰り返し殴打、財布の場所を聞いて現金を奪い逃走した。千葉県警は首都圏で相次ぐ強盗事件との関連も視野に捜査を進めている。
離れにいた家族から「人がいきなり入ってきて(男性を)殴りだした」と110番通報があった。寝室の窓ガラスが割られていたという。
◆「普段地元の人以外来ない場所」夜は暗く、道細く
現場は、畑や林の中に住宅が点在する一角。道は車同士のすれ違いが難しいぐらい細く、付近住民によると、夜は暗いという。近くに住む70代の男性は「最近、千葉県で強盗事件が多く、自分の家も狙われるかもしれないと、気を付けていた。地元の人以外、ほとんど通らない場所なのだが…」と心配した様子で話した。現場は「吉岡十字路」のある国道51号からは、かなり奥まった場所にある。