“選挙モンスター”河村たかし氏に敗れた自民・熊田裕通氏 落選で引っ越し 環境副大臣・八木哲也氏も敗北「逆風は言い逃れでしかないと思う」

引っ越し作業をしている方々は衆院選で落選した前議員です。東京の拠点から去ろうという今、何を思うのでしょうか。
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国会議員の東京の生活拠点、議員宿舎は10月31日が退去期限です。待ち合わせをしていたのは自民党の熊田裕通さん。(愛知1区で落選 熊田裕通氏)「宿舎の整理をしながら、一から出直す実感もしています。宿舎にあまり泊まらなかったので、ほとんど地元に戻っていました。それで、この結果ですから。なかなか現実は厳しい」
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4期12年、総務副大臣も務めた熊田さんは愛知1区で5期目を目指しました。愛知1区といえば…「選挙モンスター」の異名をもつ、前の名古屋市長・河村たかしさんが電撃参戦し9万票以上を獲得して当選。大差をつけられた熊田さんは比例復活もかないませんでした。
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落選した前議員の引っ越しはピークを迎えています。(愛知1区で落選 熊田裕通氏)「片づけちゃいました。テレビを車に運んで、最後にゴミを捨てて退去です」マンションタイプの議員宿舎は3LDKの間取り。選挙から4日目ですが、残っていたのは備え付けの机やソファーくらいで、ほとんどの片づけが終わっていました。
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(大石邦彦アンカーマン)「外に引っ越し業者のトラックがたくさんいますが、それだけ自民党が負けたということ?」(愛知1区で落選 熊田裕通氏)「そういうことだと思います」
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国会議員の東京の事務所が入る議員会館も31日が退去期限です。政治とカネの問題を発端とした自民党への「逆風」を、熊田さんも今回の選挙で実感していました。(愛知1区で落選 熊田裕通氏)「過去4回の選挙は声をかけてくれる人がいたが今回は皆無」(大石アンカーマン)「反応がなかった理由は?」(熊田氏)「自民党と考えるしかない。期待するから怒る、無視するということは期待もない」
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さらに追い打ちをかけたのは選挙戦の終盤、自民党から非公認になった候補が代表の党支部に、2000万円が支給されたことでした。(愛知1区で落選 熊田裕通氏)「何やってんの?という感じでした。一報を聞いた時。私たちが思っている以上に国民が思う。何なのこれって」それでも、熊田さんは自民党の一員として捲土重来を目指します。
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現職の環境副大臣、八木哲也さんも4期12年、衆議院議員を務めましたが、落選を受けて永田町を去ることに。(愛知11区で落選 八木哲也氏)「逆風というのは言い逃れでしかないと思う。自民党に対する逆風だろうが、勝つ人は勝っている」
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八木さんは政治資金の不記載はなく、選挙戦で応援に入った当時の小泉選対委員長も…。(自民党 元選挙対策委員長 小泉進次郎氏)「政治とカネの問題を八木さんに対して批判する人がいたら、シンプルにこう言ってください。八木さんは関係ない」裏金問題に対する批判の責任は党の執行部が負うべきだと強調しましたが…。
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自民党への逆風は強く、国民民主党の新人に敗北。「年齢制限」で比例重複がなかったため落選し、副大臣も辞任する意向です。(愛知11区で落選 八木哲也氏)「年齢のこともあるので、いつまでも…という意識はありませんが。次をどうやって育てるかというのも仕事になると思う」今回、多くの議席を失うことになった自民党。国民の信頼を取り戻す道のりは険しそうです。

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