2024年8月13日に、乳がんの1つである浸潤性小葉がん(しんじゅんせいしょうようがん)と診断されたことを報告した、タレントの梅宮アンナさん。
闘病の様子を、自身のInstagramで発信していました。
梅宮さんは、同年10月1日、肺炎で入院を報告。「負のスパイラルにハマった」と、何気ないことでも涙がこぼれてしまう状態だと明かしていました。
その後、無事に病院を退院した梅宮さん。検査結果や、ウィッグのメンテナンスなど、日々の出来事を投稿しています。
同月23日には、梅宮さんがSNSで情報を発信し続けている理由について綴りました。
梅宮さんは、「お金のこと、医療制度、保険のこと。がん保険のこと、標準治療などをお伝えしたくて」と、がんにかかる確率が高いにもかかわらず、がんにまつわる情報が少ないため、発信しようと思ったそうです。
Anna Umemiya(@annaumemiya)がシェアした投稿
私の場合は、小さい頃からがん知識はゼロではなかったのでがんの告知されて、パニックや落胆はなくてすんなり現実を受け入れられた時間はかなり早かったのです。でも、ほとんどの人がショックを受けて落胆をして現実を受け入れられるには少し時間がかかります。。コレ普通です。ほとんどの人ががんになるまでは
他人事なので。。
私の場合ですが、がんと言われてもあまり動じなかったのですが、それより治療時間や内容を聞いての方がショックだったのです。。髪の毛がなくなる話には、
本当に悲しくってね。
annaumemiya ーより引用
「自分が、がんになっていろいろ学んでいっています」という梅宮さん。
梅宮さんの元には、たくさん質問が来て、日々答えているのだそうです。
同じ病気でも、症状や治療法は人それぞれ。「優先順位や価値観も違う」とコメントしていました。
また、同月27日には手術前にインタビューに答えたことを報告。
※動画はInstagram上で再生できます。
Anna Umemiya(@annaumemiya)がシェアした投稿
梅宮さんは「がんと知らされた時、一瞬で風景が変わり、別次元に行かされた感じかしました」と、ショックを受けたといいます。
そして、抗がん剤の影響で、髪の毛がなくなることを聞くと、「がんになったことより、髪の毛がなくなるほうが悲しいと感じた」と明かしました。
以前から髪型には興味があった梅宮さんは「髪の毛がなくなる自分が怖かった」と吐露。
髪の毛がなくならない方法を探すも見つからず、諦めてしまったそうです。
しかし、「髪の毛がない姿を見せるのは、やめよう」と決めた、梅宮さん。理由をこのようにつづっています。
そして、私の世の中に公表する表現法の中に、決して髪の毛がない姿を見せるのはやめようって直ぐに決めたの。。
理由ですが、自分が恥ずかしいとか変だとかではなく、私の後に続く方々に少なくとも、失望、絶望感を与えない様にするのが私の役目かなって。。
ウィッグを探して、自然に魅せる事を追求して、夢や、希望を後に続くがん後輩に与えくってね。
それが私の役目なんだと思います。
annaumemiya ーより引用
芸能人であると、多くの人に知られていることから、今後同じ病気になった人が参考にすることもあるでしょう。
そんな人に失望、絶望感を与えないようにするために、髪の毛のない姿を見せるのはやめたそうです。
そして「病気の方々に寄り添っていける社会になってほしいと切に思います」とつづりました。
梅宮さんのInstagramには、おすすめのウィッグも紹介しています。
今では髪の毛のない自分になれて、シャワータイムが短く、ドライヤーもしないことから「朝がラクになりましたよ!ウィッグがあるから大丈夫~ってなりました」と明るい言葉を送った、梅宮さん。
「世の中のために、人のために生きていけたら幸せです」という言葉で締めくくっていました。
【ネットの声】
・私も髪の毛が抜けることが一番嫌でした。お気持ちよく分かります。
・ウィッグとは思えないほど、自然で素敵ですね!とても似合っています。
・アンナちゃんの経験が多くの人の励みになると思います。無理はしないでください。
・ウィッグだと毎日違う髪型を楽しめますよね。いつも勇気をもらっています。
前を向いて生きる梅宮さんの発信は、同じ病気の人や家族の勇気となり、もし今後同様の悩みを抱えた人がいれば励みとなるでしょう。
[文・構成/grape編集部]