『アコム』の新CMにさまざまな意見 「シンプルに嫌すぎる」「別にアリだろ」

2024年9月12日から、消費者金融業を営むアコム株式会社(以下、アコム)は、新CM『Acom Stories #01「妹の結婚式」篇』を放映開始しました。
YouTubeに公開されたCMは、同年10月現在、1000万回再生を超え、大きな注目を集めています。
CMのコンセプトは『いま、大切なことのために。』。アルバイトをしながら、バンドで成功する夢を追いかけている兄が、妹から結婚式に招待されます。
「どうせスーツとか持ってないでしょ」と妹から心配される兄ですが、結婚式当日、スーツ姿で現れました。
直接的にお金を借りるシーンは出てきませんが、「『アコム』で借り入れしたことによって、スーツを買うことができ、妹の結婚式に出席できた」という内容です。
同月現在、同CMには賛否両論が巻き起こっています。
否定的な意見では、主に以下のようなものがありました。
・マジでないわ。このシチュエーションに『エモさ』はいらないでしょ。
・借金して買ったスーツを着て結婚式に来る兄は、シンプルに嫌すぎる。
・借金をきれいごとにするな。
・見たけど、きつかったわ。あまりにも地獄。
・バンドマンは借金しなきゃ結婚式に参列できないと思っている?職業差別にも感じる。
一方で、こういった好意的な意見も上がっています。
・一生に一度しかないんだから、妹の結婚式のための借金は別にありだろ。
・批判している人は、返せなくて困窮していく未来を勝手に想像しているのでは。この後、頑張ってバイトや音楽活動ですぐ返したら、普通にいい話。
・よくできたCMで感動した。素敵です。
・私はお金がなかったから、レンタルのスーツで友人の結婚式に出た。お祝い事だから、これぐらい必死に用意しても不思議ではない。
・そんなに批判するほど、変なCMとは思わないけどな。
『アコム』に限らず、消費者金融会社のCMは、一般的に流れており、目にする人もたくさんいます。今回のCMのように、身近に感じるものや、ポップな演出をされた内容のものも多いです。
しかし、CM内でも注意されているように、お金の借り入れは利息などのリスクが付いてきます。
計画的に利用しないと、借金によって生活が追い込まれていき、結果的に自己破産をしたり、お金に困り犯罪に手を染めたりする場合も考えられるでしょう。
『アコム』の同CMは、借金を美談として描いた内容に、多くの人が違和感を覚えることになったようです。
消費者金融はうまく利用すれば、生活に役立つ場合ももちろんあります。人それぞれが自分に合った使い方で、正しく利用することが大切ですね。
[文・構成/grape編集部]

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