市川市の市街地で29日までに、サル1匹の目撃情報が寄せられた。隣の船橋市でも23日に確認されており、市川市に移動してきたとみられる。市は「目撃した場合は危険なので近寄らず110番通報を」とホームページで呼びかけている。
市によると、サルは28日午後1時ごろ、市境の船橋市本中山付近で目撃情報があり、午後2時45分ごろには、市川市鬼高3の県道283号沿いの古本屋付近で確認。5分後に同市南八幡2の市勤労福祉センター周辺で目撃された。29日の早朝には東菅野でも確認されたという。いずれも人口の多い市街地で、人に危害を加えたとの情報はない(29日正午現在)。
サルは10月23日に船橋市高瀬町付近で確認されていた。ネットでは「なんで市川にサルが出没したんだ?」と驚く声や、移動距離から「総武線か京成本線にでも乗ってるの?」と不思議がる反応も。
市川市の担当者は船橋市で確認されたサルと同一である可能性に触れ「市川市には基本的に生息していないので、群れからはぐれて場所を転々と移しているのではないか」と推測。サルを目撃した場合、近づかず餌を与えないことや、目を直視しないなどを求め「移動をそのまま見守ってもらえれば」と話した。