陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイが陸自与那国駐屯地(沖縄県与那国町)を離陸後、左翼が地面に接触したアクシデントを受け、沖縄県の玉城デニー知事は28日、記者団の取材に「訓練でオスプレイを使うことは自粛するよう申し入れたにもかかわらず、このような事態になったことは大変遺憾極まりないと言わざるを得ない」と苦言を呈した。
防衛省統合幕僚監部によると27日午前11時40分ごろ、与那国駐屯地からオスプレイが離陸したところ、機体が左右に揺れ、左翼の下部が地面と接触して損傷。飛行を即時中止し、駐屯地内の草地に着陸した。自衛隊と米軍の大規模な共同統合演習「キーン・ソード25」の一環で、那覇空港への輸送訓練中だった。
陸自オスプレイは23日にも、鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地に緊急着陸した。玉城知事は「運用面での危険な状態に至る一歩手前の状況が、日常化するのではないかと非常に懸念される」と述べ、状況を注視していく考えを示した。沖縄・玉城デニー知事「危険に至る状況が日常化するのでは」と強…の画像はこちら >>