見た目がスタイリッシュで、乾燥にも強いドラム式洗濯機。
縦型洗濯機より高額なモデルが多いものの、その使い勝手のよさに惹かれて購入したという人も多いのではないでしょうか。
そんなドラム式洗濯機を安全に使うために、注意しなければならないのが『水栓』の取り扱いです。
人気のドラム式洗濯機を多数販売する『Panasonic』の公式サイトより、その理由を紹介します。
Panasonicが公式サイト上で注意喚起しているのは『運転終了後には必ず水栓を閉める』という内容です。
水栓を閉めなくても、洗濯機が動いていなければ水が出ることはないため、「なぜ閉めなければいけないの?」と思う人も多いでしょう。
気になる理由について、Panasonicは以下のように説明しています。
洗濯や乾燥の終了後は、水栓を閉めてください。
何かの拍子で水栓から給水ホースが外れてしまった場合に、開けたままにしておくと床などが水浸しになる可能性があります。
Panasonic ーより引用
運転を停止している場合、水栓を閉めなくても洗濯機内に水が供給されることはありませんが、給水ホース内は常に水で満たされています。
何らかの理由で給水ホースが蛇口もしくは洗濯機から外れれば、水が止まらなくなってしまいます。
※写真はイメージ
洗濯機の水栓から「万が一水が漏れてしまっても、拭けばいいだろう」と安易に考えるのは危険です。
例えば外出中にホースが外れてしまった場合、水道から勢いよく水が出る状況が長引く可能性も。地震の揺れでホースが外れて水漏れしたら復旧までに時間がかかります。
集合住宅ならば階下の天井から水漏れし、損害を与えてしまう恐れもあるでしょう。
また洗濯機の水栓を開けっぱなしにしていると、給水栓には常に水圧による負荷がかかります。もともと経年劣化しやすい部品が、さらに傷んでしまう原因になるでしょう。
蛇口の故障による水漏れトラブルが発生しやすくなるほか、洗濯機そのものの寿命を縮めることにもなりかねません。
面倒だと思っても『洗濯のたびに水栓を開閉する』のがおすすめです。
洗濯機の水栓について、「これまで開けっ放しで使っていた…」という人も多いのではないでしょうか。トラブルを避けるためには、毎回しっかりと閉めておきましょう。
Panasonicの公式サイトでは、ドラム式洗濯機を使ううえでの注意点として紹介されていますが、縦型洗濯機でも基本は同じです。
洗濯後の新たな習慣として、ぜひ意識してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]