[ヒットのたまご](272)沖縄物産コーディネイター 池村博隆
高橋明子さんは、大手旅行会社から東村役場企画観光課に地域プロデューサーとして出向し、「東村ふるさと振興株式会社」の営業支援やパインアップルの販路拡大を担当しています。高橋さんが課題に感じたのは、東村を訪れる観光客が気軽に持ち帰りできるお土産品が少ないこと。まず「東村産パイン」の認知度を高める看板商品づくりに取り組みました。
東村ふるさと振興株式会社が主体となり、役場や商工会、農家も巻き込みながら商品開発をスタート。素材は旬の時期に収穫したパインアップルと村内製造のパイン缶詰も活用しています。パッケージは村出身のデザイナーの「映える」デザインを採用、安定供給のため県内食品メーカーに委託生産を依頼して「ヤンバルフュージョン(パインアップル&クリームチーズ)」が誕生しました。本日まで開催中の沖縄の産業まつり「ありんくりん市」でお披露目し、11月からは村内の「道の駅サンライズひがし」で販売します。
「東京出身の高橋さんの外からの視点」と「東村のリズムや内なる視点」の調整役の難しさとモノづくりの楽しさも知りました。「次は東村のブランド品種『ゴールドバレル』を使用したシャーベットを開発します」と笑顔で話す高橋さんの奮闘に期待です。
【メモ】道の駅サンライズひがし 東村平良550の23。電話0980(43)2270。詳細はQRコードから。名産地のパインとクリームチーズで看板商品「ヤンバルフュージョ…の画像はこちら >>
高橋明子さん