「機内食はお寿司です~」→でも運賃驚安!? ANA系「コスパ最強航空」が運賃見直し…どう変わる?

コスパ最強航空だろ…これ。
ANA(全日空)グループの新航空会社「Airjapan」は、成田~ソウル、バンコク、シンガポール線を運航しており、LCC(格安航空会社)なみの運賃をベースとしながら、そこから受けたいサービス内容に応じ、都度料金を上乗せする方針を採用しています。そんな同社が2024年10月27日搭乗分より、運賃設定を見直しました。どのように変わったのでしょうか。
「機内食はお寿司です~」→でも運賃驚安!? ANA系「コスパ…の画像はこちら >>AirJapan機(乗りものニュース編集部撮影)。
同社には安い順に「Simple」「Standard」「Selected」の3つの運賃設定がありますが、27日搭乗分より見直されるのは、事前座席指定と23kgまでの手荷物預けオプションなどがついた「Standard」、そこからさらに機内食(一部路線を除く)提供などが加わった「Selected」です。
このふたつの運賃プランでは同日搭乗分より、払い戻しオプションを拡大。バンコク線とシンガポール線でも払い戻しに対応します。ともに便出発の5時間前まで払い戻しができ、「Standard」では購入金額の25%、「Selected」では購入金額の半額が返金されるとしています。
Airjapanは1クラス324席を搭載しており、前方1列目から9列目まではソフトドリンクが無料で提供される座席に、10・30列目などが足元が非常に広い席となっています。今回の運賃プラン改定では、選択できる座席エリアが広がり、「Standard」ではフリードリンク提供座席が選べるようになったほか、「Selected」では足元の広い席も含めた全席が選べる対象となったとのことです。
また、バンコク・シンガポール線の「Selected」プランに組み込まれている機内食の選択肢も拡大します。同社の事前購入機内食メニューとしては最高額で、これまで対象外だった「寿司ものがたり」などを含め、すべてのメニューが追加料金なしで選べるようになります。
なお、たとえば成田~バンコク線の場合、大人1人片道あたりの運賃は「Simple」が1万6700円から、「Standard」が2万2600円から、「Selected」が2万9200円からとなっています。
空席状況にもよるものの、「Selected」であれば、ドリンクサービスを受け、寿司を食べるという「LCCらしからぬフライト」を、フルサービスキャリアのエコノミーよりも手頃な値段で体験できる可能性が高いといえそうです。

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