石破茂首相、自民大苦戦に「大変厳しい状況だと認識」 進退は「口にするべきだとは全く思わない」情勢確定待つ

第50回衆議院選挙が27日に投開票された。過半数割れもちらつく自民党の総裁・石破茂首相はフジテレビ系「Live選挙サンデー 超速報SP」(午後7時58分)に生出演。「大変厳しい状況だということはよく認識している」と語った。
当初から裏金問題で吹き荒れた逆風は、裏金問題で非公認とした候補が代表を務める党支部に2000万円を振り込んでいたとの報道でさらに勢いを増した。敗因を問われると「これからよく分析をしてみなければ分かりませんが、やはり今回の場合、北海道から九州まで全国、私も随分と回りましたが、いわゆる政治と金の問題について全くご理解をいただけていないということが1番大きかったと思います」と感触を分析。「外交、安全保障、社会保障あるいは農業政策など個々の論点に議論がいかないで、政治と金について議論が集中したなという感じはいたしております」と、本来訴えたかったことが届かないもどかしさを口にした。
2000万円支給は「法的に全く問題ない。反論はしたがご理解いただけなかった」としたが、自民党の説明と国民の理解に溝があったことが露呈。自身の進退については「最後まで(票が)開いていない段階でそういうことを口にするべきだと私は全く思いません」と言及を避けた。

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