高木毅元国対委員長が福井2区で落選確実 裏金問題・保守分裂・・・

「5人衆」の一角・高木毅元国対委員長(68)は、福井2区で落選確実となった。自身が代表を務める政党支部に党本部から2000万円が交付されたことも判明し、逆風をはね返すことはできなかった。
高木氏は重苦しい雰囲気の事務所で「全ては私の不徳の致すところ。心からおわび申し上げる」と述べた。
福井2区は立憲民主党の新人・辻英之氏、日本維新の会の元職・斉木武志氏、元自民衆院議員の無所属・山本拓氏らが出馬。山本氏は、自民・高市早苗氏の夫で、保守分裂の様相も帯びた激戦となった。高木氏は街頭演説などで裏金問題について陳謝し、当選8回の実績を訴えたが、問題の詳細は話さず。表面上のおわびにとどまったことで、支持者離れを食い止められなかった。
高木氏は自民党旧安倍派で事務総長を務めた同派の有力者。裏金事件に関係したとして、今年4月に党員資格停止6か月の処分を受けた。衆院選前に処分期間を終えたものの、党は今回の衆院選で非公認とした。

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