柏市は25日、市が運営する児童発達支援施設の男児1人が、保育士らと散歩中の公園から少なくとも約20分間、行方不明になっていたと発表した。約500メートル離れた別の公園で見つかり、けがはなかった。
市によると、17日午前、男児を含む施設の子ども計7人が保育士5人の引率で散歩。公園内の大型遊具付近にいた男児の姿が見えないことに保育士が気付いた。その約15分後に別の公園の利用者から、名札を付けた男児がいると施設に電話があり、保育士が約5分後に保護。市は、男児が1人で市道の歩道を歩いて別の公園に行ったとみている。
施設は、障害のある未就学児が遊びなどを通じて基礎的な生活習慣や社会性を身に付けることを目的にしている。市は「保護者参加がない職員だけでの引率時は公園の遊具などで遊ばない」といった再発防止策を保護者らに示したという。