次の雪は11月6日頃か 急な寒さに注意を 北海道の1カ月予報…の画像はこちら >>
向こう1カ月の北海道は、平年よりも気温が高めで、季節の歩みはゆっくりなものとなりそうです。しかし、広く初雪を観測した19日から20日のように、一時的に強い寒気が入り、雪となることもある見込みで、次に平地で雪が降る可能性が今の所高くなっているのは、11月6日頃です。寒気の影響で気温も一時的に低くなりますが、前後の気温が高い分、気温の変化も大きくなります。冬タイヤへの交換など、冬支度に加え、体調管理にも注意が必要です。
1週目(10月26日~11月1日) 周期的な天気変化 数日おきに各地秋晴れ
今日24日、札幌管区気象台から最新の1カ月予報が発表になりました。1週目は、日本海側は平年より晴れ間の出る日が多くなりますが、太平洋側は湿った空気が入りやすく、日差しは平年より少ないでしょう。オホーツク海側は平年と同じく、雲が広がりやすい見込みです。秋らしい周期的な天気変化となる所が多く、26日や29日、11月1日は広く秋晴れとなりますが、その他の日は曇りや雨の所が多くなるでしょう。また、寒気の影響は受けにくいため、気温は日本海側や太平洋側を中心に平年より高く経過する所が多いでしょう。晴れる日は、割合過ごしやすく感じられそうです。特に26日土曜日は日差しの暖かさを各地で感じられ、紅葉狩りなど行楽にもよい日和となるでしょう。
2週目(11月2日~8日) 強い寒気の恐れ 6日頃は再び平地でも雪か
2週目は平年と同様に、太平洋側が割合晴れて、日本海側やオホーツク海側はぐずついた天気の日が多くなりそうです。気温は各地で平年より高い見込みですが、11月6日前後には一時的に強い寒気の流入が予想されており、急に寒さが強まる恐れがあります。道北を中心に平地でも雪が降る可能性もあるため、特に朝晩に車を使う予定のある方は、この頃までにはタイヤ交換を済ませておくとよいでしょう。また、そのまま冬へ向かうわけではなく、寒気が抜けると再び暖気が入って気温が平年より高くなるなど、気温の変動がかなり大きくなりそうです。寒気や暖気の入るタイミングによっては、朝より昼間の方が寒かったり、夜の方が気温が高くなったりと、普段の感覚と異なる気温変化の日も出てくるかもしれません。日々の天気予報で気温の変わり方もチェックし、体調管理に注意して下さい。
3~4週目(11月9日~11月22日) 本格的な冬の到来に備えて
3週目、4週目も、天気については2週目と変わらず、日本海側やオホーツク海側は曇りや雨または雪の日が多く、太平洋側は割合晴れるでしょう。平地でも雪が降り、積もることもある見込みですが、平年並みか高めの気温が予想されており、引き続き全体的な季節の進み方は遅くなりそうです。雪が積もっても数日中にとける所が多く、特に気象官署での根雪(長期積雪)スタートはまだ先のことになるでしょう。また、22日に発表された3カ月予報によれば、12月に入ると気温は平年並みに戻る見込みです。季節の歩みがゆっくりなのはこの時期までで、その後は一気に冬本番がやってくる可能性があるため、11月の間の気温が平年より高いからと油断せず、冬支度をしっかりと進めておくことが必要です。