街を歩いていると、さまざまな店の看板が目に入ります。
外に向かってアピールしているという点で、『店の顔』ともいえるでしょう。
ある日、藤井俊郎あるいは古今(@tf_web)さんは、東京都武蔵野市の吉祥寺を歩いていました。
すると、気になる看板を発見。「昭和世代の人は、この図形の組み合わせだけで何の店か分かるのよ」とコメントを添えて、看板の写真を、Xに投稿しました。
あなたは、この看板を見て、なんの店か分かりますか。
木目調の板が、三角と丸、四角の形にくり抜かれています…。この形の組み合わせといえば、おでんです!
こちらは吉祥寺にある『寿司とおでん コエド』という店の看板。店名の通り、江戸前寿司とおでんを提供している店です。
看板を見た藤井さんは「シンプルだけど伝わるな。遊び心があるピクトグラムでかわいい」と感じたといいます。
一方で、「若い世代の人や、外国人たちにはピンとこないかもしれない」と思い、Xに上記のコメントを添えて投稿したそうです。
おでんがコンビニエンスストアで食べられるようになり、店でおでんを食べる機会は減っている人が多いかもしれません。
看板の形が表しているように、具材が串に刺さっているおでんを目にしたことがないという人も、多いのではないでしょうか。
藤井さんの投稿には、さまざまな世代の人たちから、たくさんのコメントが寄せられています。
・そういうことか!しばらく考えて、やっと分かった。
・平成生まれだけど、アニメや漫画で描かれているおでんを見ていたら、分かる。
・文字なしで伝わる。いいデザインですね。
・見た瞬間に分かりました。ちなみに、昭和生まれです…。
・外枠は『赤ちょうちん』を表しているのかな。細かい。
藤井さんによれば、「店の正面にはしっかりと『寿司とおでん』と、文字で明記した看板がありました」とのことです。
ユニークなアイディアによって作られた、『寿司とおでん コエド』の看板。『店の顔』として、看板をきっかけに入店する人もいるかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]