10月15日で帰国から22年となった曽我ひとみさんが22日、若い世代に向け新潟県が開催しているセミナーに出席。県立大学の学生約80人を前に講演しました。
【曽我ひとみさん】
「これだけ長い時間が過ぎたのにも関わらず、拉致問題は一向に進展が見られない」
曽我さんは、北朝鮮での生活について「一般の人は高度な医療を受けることができない」と説明。同時に、ともに拉致され帰国できていない92歳の母・ミヨシさんの身を案じていました。
講演後、学生から政府にどのような対応を求めるか問われた曽我さんは。
【曽我ひとみさん】
「時間がないので、一日も早く首脳間の会談を実現して、全員日本に、家族の元に帰ってくることができることをいつも願っている」
【学生】
「今の政府の対応が北朝鮮に対して消極的だと感じていて、私たち国民全員がその問題に向き合うべきだと思う」
【学生】
「政府に訴えかけることが一番なのかなと思った」
学生たちはそれぞれに拉致問題の解決に思いを巡らせていました。