ウクライナ渇望! アメリカ製「最強の戦車」地球の裏側から大量供与へ

引き渡しからわずか1年でだいぶ数減らしているようです。
オーストラリアは2024年10月17日、ウクライナに対してM1「エイブラムス」戦車49両を供与すると発表しました。
これは侵攻を続けるロシアに対抗するウクライナを支援するためのもので、現地メディアによると、同戦車の供与は2億4500万オーストラリアドル(日本円で約245億円)相当にわたる新たな支援パッケージの一部だといいます。
ウクライナ渇望! アメリカ製「最強の戦車」地球の裏側から大量…の画像はこちら >>オーストラリアがウクライナに対して供与を決めたM1A1「エイブラムス」戦車(画像:ウクライナ国防省)。
M1「エイブラムス」は、アメリカが開発した現用戦車で、初期型は105mmライフル砲を搭載していましたが、その後120mm滑腔砲に換装するなどして性能を大幅に向上させたM1A1が登場しています。 ウクライナへはアメリカが最初に同戦車を供与していますが、そのとき引き渡したのは米国内に予備保管されていたM1A1でした。 オーストラリアが運用するのも基本的にはこのA1仕様で、さまざまな点でアメリカ供与の車体と互換性があります。 なお、アメリカ供与したM1A1は31両で、2023年9月以降、最前線に投入されているものの、そのうちの少なくない数が撃破や遺棄されているようで、確認されているだけでもその数は10両以上にのぼる模様です。単純計算で約半数のM1A1が使い物にならなくなっているようなので、低下した戦力を補うという意味で、今回のオーストラリアの決定はウクライナにとって朗報といえるでしょう。

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