ロボット掃除機が電気ストーブを押してしまって… 秋の火事を防ぐために気をつけるべきこと

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10月も中旬となり空気が乾燥し始めている最近、火災の件数も増え始めているという。16日に放送された『ZIP!』(日本テレビ系)では「意外な電化製品による火災」、そしてそれらの防止策が紹介された。
消防庁のデータでは9月から10月にかけて火事が増えているとして、元麻布消防署長で市民防災研究所の坂口隆夫氏は「空気の乾燥」「暖房器具の使用」が原因であると分析。
空気が乾燥すると建物や家具の水分量が減り、それに伴って引火の可能性が高まるのだとか。また、季節の変わり目は風の強い日が多くなり、それも火事が燃え広がる要因になるという。
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そして、寒さにより“暖房器具を使用する機会が増える”というのも火事の原因になりうるという。
一つの例として挙げられたのが東京消防庁の公式YouTubeチャンネルにアップされていた動画。その動画ではロボット掃除機が電気ストーブを押し動かし、ヒーターの部分がシーツに接触。これは実際に出火した事例ということで、ロボット掃除機を自動運転する場合は「電気ストーブのコードを抜く」というのが大切なんだとか。
また、製品評価技術基盤機構(NITE)は、電気カーペットを折り目がついた状態で使うと、ヒーター線が折り重なって過熱状態になり、発火につながるとのことで、シワのない状態で使って欲しいと呼びかけているそうだ。
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想定外の原因で発火する可能性もあるため、できる限り事前に対策を講じておくことが大切だろう。
番組では、「久しぶりに使用する暖房器具のプラグのホコリを取り、しっかりとコンセントに差し込む」「加湿器や室内干しを駆使して部屋の湿度を上げる」という対策が紹介されていた。
生活を支えてくれるはずの暖房器具で火災が発生するというのは本末転倒だろう。しっかりと安全を確認したうえで使用していくのがよさそうだ。
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根室 ひねき:『Sirabee』編集部記者。
ブラックコーヒーとブラックチョコで稼働している、東京育ちの20代のライター。取材、食レポ、エンタメ系などを中心に執筆することが多い。筋トレの沼から抜け出せなくなった悲しきゴーレム。

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