西田敏行さんが亡くなる9日前に会見に出ていた映画『ドクターX』 追悼文を発表

2012年から放送されているテレビドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)シリーズ。
『私、失敗しないので。』というキャッチフレーズが有名で、主人公・大門未知子役を俳優の米倉涼子さんが演じています。
大門は、フリーランスの外科医。外科医としての腕は超一流で、自分の腕に自信がある医師です。
大門と同じ東帝大学病院で働く、蛭間重勝は冷血な男で大門と敵対する相手。
そんな蛭間の役を、俳優の西田敏行さんが演じていました。
西田さんが2024年10月17日に亡くなったことを受け、同作品はウェブサイトとSNSに追悼の言葉を発表。
『唯一無二のひと』と題し、西田さんへの想いが込められていました。
「唯一無二のひと」
東帝大学病院長・蛭間重勝役の西田敏行さんが逝去されました。突然の計報に、キャスト・スタッフ一同、驚きと深い悪しみにくれています。
東帝大学病院の校歌「唯一無二」を声高々に歌う蛭間院長一目を閉じるとその雄姿がまるで昨日のことのように思い出されます。大門未知子を目の敵とし、欲と野望の塊の腹黒い男…しかし、同時に愛嬌のあって憎めないキャラクター、そんな蛭間重勝を完璧に演じきった西田敏行さんの存在そのものが「唯一無二」の俳優だったと思います。西田さん自身も蛭間という役に対して「演じる愉しさを存分に味わえ、キャリアの中でもベスト5に入る幸せな時間だった」と深い愛着を持って頂いておりました。
映画の公開を誰よりも楽しみにしていた西田さん。「映画は作っただけでは完成ではない。お客さんに見て貰って初めて映画が完成するんだよ」私たちは、その西田さんの言葉を胸に、この映画をお客さんにしっかり届けよう、という決意を新たにしています。西田さんへの深い感謝とともに心よりお悔やみ申し上げます。
「ドクターX」キャスト・スタッフ一同
『劇場版ドクターX FINAL』公式サイト ーより引用
同月8日には、『劇場版ドクターX FINAL』の完成報告会見に出席していた西田さん。
キャストが勢ぞろいし、元気な姿を見せていました。
追悼のメッセージを受け、ファンからは西田さんが出演していた好きなシーンや、「映画を観に行きます」といった声が上がっています。
・西田さんのアドリブをもっと見たかった…。悲しすぎる。
・本当にぴったりな役だったと思います。映画、絶対に観に行きます!
・西田さんが、校歌『唯一無二』を歌っているシーンが好きでした。
・映画公開後の舞台挨拶も楽しみにしていたから、本当に残念。
「映画は作っただけでは完成ではない。お客さんに見てもらって初めて映画が完成する」という西田さんの言葉を胸に、映画館に向かいたいですね。
[文・構成/grape編集部]

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