芸術性の高い絵画を追求 那覇市民ギャラリーで沖縄旺玄会展 10月20日まで

[展覧会から]
第57回沖縄旺玄会展が20日まで、パレットくもじ6階の那覇市民ギャラリーで開かれている。会員5人の絵画やコラージュなど約20点を展示している。入場無料。
今回の展示のコンセプトは(1)沖縄の美術を発信する(2)純粋絵画を追求し芸術性を高める(3)若い世代にバトンを託す-と設定。平均年齢80代というキャリアを積み重ねた作家それぞれの個性豊かな作品が並んでいる。
砂川惠光は「沈黙の音」や「ガザ」を描くことで戦争に抗議し、不条理に満ちた沖縄の現状を発信する。伊禮青勝の油彩「風水シーサー」をはじめとする作品は美しいグラデーションが魅力的だ。
宮里昌信は「それぞれの作家が到達した現時点の画風を楽しんでもらいたい」と呼びかけた。(社会部・知念豊)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする