【衆院選・新潟4区】保守分裂も?前職三つ巴の戦い 政治とカネ問題めぐり改革訴える無所属・前職/政治改革の断行主張する自民・前職/原発再稼働問題訴える立憲・前職

10月15日、超短期決戦となる衆院選が公示され、12日間の選挙戦がスタート。〈新潟4区〉は長岡市・小千谷市・見附市などに加えて、柏崎刈羽原発のある柏崎市と刈羽村が入り、原発再稼働問題への論戦が期待されます。この4区では自民・立憲の前職に加えて、自民の公認を得られなかった前職が無所属で出馬。保守が分裂することになり、選挙戦にも大きな影響が出そうです。【新潟4区(届け出順)】 泉田裕彦 候補(62) 無所属・前鷲尾英一郎 候補(47) 自民・前米山隆一 候補(57) 立憲・前
長岡市で第一声をあげた泉田さん。【無所属・前職 泉田裕彦 候補】「今回、草の根選挙で県民の皆さんにぜひ聞いてみたいと思う。お金の影響で変わる政治、これでいいのかどうか」前回は自民党公認で旧5区から出馬し、比例復活。その後、県議の裏金問題を告発し、県連との溝を抱える中、今回は自民党の公認を得られず、無所属での立候補となりました。こうした中、泉田さんが前面に訴えるのは政治とカネの問題をめぐる政治改革です。【無所属・前職 泉田裕彦 候補】「今回の選挙、政治改革・裏金問題が中心。実際に裏金要求の経験をさせられたので、きれいにするにはどうしたらいいか、どこが問題なのかしっかり訴えていきたい」
一方、その自民党公認で立候補したのが鷲尾さんです。【自民党・前職 鷲尾英一郎 候補】「大変に地域の自民党を支える皆様にもご迷惑をおかけした。だからこそ、しっかり政治改革をしなければならない。全てにおいて、全身全霊をかけて、仲間も皆さんと一緒に徹底的に取り組むことをお約束したい」2019年に自民党入りし、前回、比例単独で当選した鷲尾さん。去年の4区支部長就任以降、選挙区内に後援会を張り巡らせ組織を固めてきました。自らは裏金問題とは無関係だとした上で、政治改革の断行を主張します。【自民党・前職 鷲尾英一郎 候補】「しっかりと後援会もつくってきたので、その後援会の皆様方とか、街頭でも色んな皆さんとのご縁をいただいておりますので、そういった方々に丁寧に声を届けていきたい」
前回、旧新潟5区で初当選し、再選を目指す米山さん。【立憲民主党・前職 米山隆一 候補】「国民が物価高で苦しんでいる。その対策が物価高を止めることアベノミクスの失敗を認めて、物価高を止める。そして経済成長は、教育・研究開発・産業育成、そういうまっとうな方法で実現する」立憲民主党県連の幹事長として臨む今回も野党共闘で勝利した前回同様、ほかの野党との連携強化を図っています。米山さんは物価高への対策のほか、原発をめぐっては、民主的に信を問わない限り、再稼働は認められないと訴えます。【立憲民主党・前職 米山隆一 候補】「拡散の仕方というか、無党派の方に訴えるということでは、様々なSNSなどを使って幅広く拡散するように頑張っていきたい。広がるように」

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