いじめに遭う小4女子にズバリ 叶姉妹のアドバイスに「ド正論」「本当にこれ」

いろんな価値観を持つ人が集まって生活をすると、どうしてもトラブルが発生してしまうもの。
中でも学校という環境は、思春期の子供が多いことから、ケンカやいじめなどに発展しがちです。学校の人間関係にまつわる悩みを抱えている子は、少なくないといいます。
原因がはっきりとしており、互いにぶつかり合うケンカはともかく、一方的に他者から攻撃されるいじめで、自ら解決策を編み出すのは困難でしょう。
音楽ストリーミングサービス『Spotify』にて、ポッドキャスト番組『叶姉妹のFabulous World』を配信している、『叶姉妹』ことタレントの叶恭子さんと叶美香さん。
2024年10月8日に配信された回では、学校でいじめ被害に遭っているという、小学4年生の女の子からの相談を紹介しました。
家庭の事情で転校が多かったという、女の子。今の学校では、周囲の子から『ブス』や『キモい』といった言葉を投げかけられたり、わざと後ろから押されたりするといいます。
女の子は現状をなんとかするため、叶姉妹に「いじめてくる子たちとも仲よくしたいけれど、どうすればいい?」と相談することにしたようです。
同番組では、叶姉妹が女の子と電話で直接話すことになりました。
「よろしくお願いします」と丁寧に挨拶をした上で、叶姉妹と会話を始めた女の子。叶姉妹はしっかりした彼女の言動を褒め、話を進めます。
女の子によると、頻繁に環境が変わるためか、毎回なかなか友達を作ることができないのだとか。現在も昼休みに1人でいることが多く、学校があまり楽しくないといいます。
『友達ができない』というのは、幼い子供に珍しくない悩み。女の子に対し、恭子さんは優しくこのように告げました。
まあ、この頃の『お友達』というものは、こんなことをいうのはちょっとなんですが、薄っぺらいものだから、そんなにまで気にすることはないとは思うんですが。
かといって、そうやってお友達と一緒に遊ぶことは、楽しいことの1つですからね。
叶姉妹のファビュラスワールド ーより引用
自身の経験を踏まえ、将来的なことを見据えつつも、今現在女の子が抱える苦悩に共感しながら相談に乗る叶姉妹。
続いて、「加害者とも仲よくできたら、いじめがなくなるかもしれない」と考える女の子に対し、ハッキリと「そういうメンタルの人は情操教育がなっていないから、仲よくする必要はない」と断言します。
いじめっ子と仲よくしなくていい理由、そして本当に仲よくなれる友達の作り方について、恭子さんはこう伝えました。
学校の中には必ず、必ずですよ、そういう無所属というか…ヘンないい方ですが、誰ともお友達になっていないみたいな方も、中にはいらっしゃるわけで。
その方をなんとなく観察して見続けて、様子を見て、なんとなく「仲よくなれるんじゃないかな」と思ったら、ある日こういう子からちらっとお声をかけてみて、徐々に仲よくなっていけば、反対にちょっと濃い『いいお友達』になれるケースもありますよね。
あの、単なる表面的な薄っぺらな子たちよりも。なんかよくね、仲いいふりをして裏ではこう…悪口をいったりとか、情報局員みたいな世界の女の子がいるでしょう?
叶姉妹のファビュラスワールド ーより引用
相手に失礼な物いいをされた場合、「あなたのほうがそうよ、鏡を見たことはあるの?」と直接いい返してしまう恭子さんと、心の中でこっそりいい返すという美香さん。
性格が異なる2人ですが、「いじめっ子と仲よくする必要はない」という意見は一致しているようです。
叶姉妹と女の子のやり取りは、ネットでも話題に。いじめ被害の経験がある人も含め、たくさんの人から反響が上がりました。
・大人の人間関係にもいえるよね。合わないものは無理をしなくてもいい。
・まさにド正論。叶姉妹の割り切った考え方、好きだなあ。
・元いじめ被害者ですが、本当にこれです。仲よくしようと考えるこの子は優しいんだね。
叶姉妹は、同じようにいじめ被害を受けている人たちに対しても、「いじめをするような人とは、無理に仲よくしなくてもいいし、放っておいたほうがいい」とアドバイス。
また、決して1人で抱え込まず、親などの信頼できる身近な人に相談するよう優しく語りかけました。
どんな人が相手でも歩み寄ろうとするのは、思いやりあふれる行動です。とはいえ、価値観が大きく異なる場合、相互理解は困難を極めるでしょう。
人生経験が豊富だからこそ説得力のある、叶姉妹のアドバイスに、年齢を問わず多くの人が考えさせられたようです。
[文・構成/grape編集部]

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