暑いとダメージ受けやすい浦村かき“大きな身”に!「秋らしくなってきた頃からよくなってきた」鍋の具材 出荷続く

三重県鳥羽市の生浦湾に浮かぶイカダ。次々と引き上げられていたのは…この地域の秋の味覚「浦村かき」。浦村町は、東海地方有数のかき養殖の町として知られ、11日に出荷作業が始まりました。
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生浦湾はカキの成長に必要なプランクトンが豊富で、「浦村かき」は稚貝から出荷できるようになるまで1年で育ちます。
そのため臭みやえぐみが少なく、生で食べるカキとして人気があります。しかし…(浦村SeaFarm 浅尾大輔代表取締役)「多少口が開いてしまっているカキはある。海水温が上がってしまっているとか、夏場にそういったダメージがあって、カキが死んでしまう原因になっている」
CBC
カキをめぐっては、この夏の猛暑で全国各地の海水温が上昇し、身が小ぶりになるなどの影響が出ています。生浦湾も例外ではなく、カキの口が開いてしまうなどの影響が出ていると言います。
ただ、作業場で身を取り出してみると…ふっくらと大きな身が詰まった、立派なカキが次々と!
CBC
(浦村SeaFarm 浅尾大輔代表取締役)「生き残ったカキがエサを吸いやすくなって、どんどん大きくなってくれるので悪い部分もあるが、良い部分もある。心配もあったが、大きいカキも出てきたので、安心している」
最近になって気温の低下とともに海水温も下がり、カキの成長も進んでいると言います。(浦村SeaFarm 浅尾大輔代表取締役)「秋らしくなってきたくらいから、身がよくなってきたのが救い。もうちょっと寒くなったら、水温もよくなると思う」
CBC
気温が下がるこれからの時季、鍋の具材としても欠かせないカキ。「浦村かき」の出荷は、来年春頃まで続きます。

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