転んで骨折…ヒヤリとした経験は? 大腿骨折らないためにビタミンやカルシウム 適度な日光浴も大切

上皇后・美智子さまの「右大腿骨の上部骨折」。手術は無事に終わりました。普段から転ばないように気をつけることは、私たちにとっても大切です。
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高齢者の骨折治療などを行う「転倒骨折センター」を開設している、愛知県稲沢市の病院を取材しました。
(稲沢市民病院 転倒骨折センター長 須田光医師)「頭では足が出ているけれど実際は出ていないとか、踏ん張る力が弱っていることになると、平らな所でも転んで骨が折れることはある」ヒヤリとした経験、街の人に聞いてみると…
CBC
(60代女性)「何もない所でつまずいたり…、年を取ると足が上がらなくなってしまって。私の母も姑も部屋にいて、つまずいて転んで(骨折した)。父はベッドから起き上がる時に尻もちをついて圧迫骨折した」(60代男性)「足が上がったと思っても階段で上がっていない。(足が)カクンとなるというか」(80代女性)「何度もあります。捻挫とか(足が)キュッとなる。もう…整形外科は友達です」
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国の調査では、高齢者の介護が必要となった主な原因は「骨折・転倒」が4番目に多く、全体の13%を占めています。(稲沢市民病院 須田医師)「足の骨を折ると立つ歩くだけではなく、寝返りすら困難になって心肺機能も落ちていく。肺炎とか合併症を起こさないように、できるだけ早く離床を進めたい」
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稲沢市民病院では、2022年に「転倒骨折センター」を開設。太ももや手首などの骨折から、元の生活に戻れるようにサポートします。(骨折で入院中の70代女性)「玄関の階段から転んで。(リハビリは)最初すごく大変だったけど、だんだんやっているうちに、それも軽減してきた」
CBC
まず、骨折を防ぐためにセンターではビタミンやカルシウムをとること、そして、適度に日光にあたることが大切だと呼びかけます。(稲沢市民病院須田医師)「(骨折を)完全に防ぐことは難しいが、家族の見守りがあって動くことと、予防的に筋力トレーニングを取り入れて、リハビリをしっかりやっていく」

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