サンリオキャラで「ふるさと納税」663万6000円 返礼品のぬいぐるみ237セット販売 沖縄・北中城村「いいチャレンジになった」けど終了する理由

【北中城】北中城村が人気キャラクターグッズなどを販売するサンリオ(東京都)とコラボレーションしたぬいぐるみセットを制作し、昨年10月末から今年3月までの期間限定でふるさと納税の返礼品として受け付けた結果、237セットが販売され、663万6千円の寄付につながった。村は「キャラクター使用料が高くついたが、いいチャレンジになった」と話している。(中部報道部・吉川毅)

村の返礼品は村特産品など207点に上るが、品ぞろえをさらに充実させるために「ハローキティ」などの人気キャラグッズを手がけるサンリオと連携。村の花木のブーゲンビレアをあしらった特別デザインの「マイメロディ」と「クロミ」のオリジナルのぬいぐるみ2体を限定300セット制作した。申し込みには2万8千円の寄付が必要だった。
村議会9月定例会の一般質問で、サンリオとのコラボの経緯について質問した比嘉正志村議は「大きな成果があったと考えるが、サンリオキャラクター大賞では1位にシナモロール、2位がポチャッコだった。それを使った展開をしたらいいのでは」と提案した。
村企画振興課の仲本正一課長は「課内で投票した結果、マイメロディとクロミが選ばれた」と説明。一方で「半年間のキャラクター使用料、事務費などを勘案すると厳しいものがあり、3月で終了した」と答弁した。
仲本課長は本紙の取材に「費用対効果などを考えて今後はキャラクターとは別の形でチャレンジし、村のためになる返礼品を考えたい」と話した。サンリオキャラで「ふるさと納税」663万6000円 返礼品の…の画像はこちら >>

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