電子レンジの上に置かないで 企業の注意喚起に「すぐやめます」「大丈夫かと…」

キッチンには電子レンジやオーブントースターなどの電化製品のほか、調理用品などの細々した物を設置・収納します。
使いやすさや取り出しやすさを考慮して、電子レンジの上に物を置いている人もいるのではないでしょうか。
しかし、電子レンジの上に物を置くのはおすすめできません。
その理由を、さまざまな家電製品を製造する『Haier Japan Region(ハイアールジャパンリージョン)』のブランドサイトで紹介しています。
生活に欠かせない電子レンジを安全に使えるよう、正しい取り扱い方法を学んでおきましょう。
平らでそれなりの広さがある電子レンジの上は、物を置く場所として最適のように感じるのではないでしょうか。
しかし、『ハイアールジャパンリージョン』をはじめとした家電メーカーに加え、『一般社団法人 日本電機工業会』でも『電子レンジの上に物を置いてはいけない』と注意喚起しています。
主な理由は2つあり、1つは『放熱のため』です。
電子レンジは高温になるので冷却するための吸気口と排気口があります。
電子レンジを使ったときに出る熱を逃しレンジが熱くなり過ぎないように調節しているので、モノを置いたり壁につけて設置したりして塞いではいけないのです。
Haier Japan Region ーより引用
多くの家電メーカーでは、電子レンジを設置する際に必要となる『天面・側面・背面スペース』を設けています。
天面であれば10~15㎝以上、側面であれば3~10㎝以上、背面であれば3~10㎝以上の空間が必要です。
電子レンジの上に物を置いてしまうと正常に放熱できなくなるため、ちょっとした物であっても置かないようにしましょう。
2つ目は電子レンジの上に置いたものが『変形・発火の恐れがあるため』です。
電子レンジの上はかなり高温になります。熱に弱い物は変形してしまうほどの温度になることもあります。
また可燃性のモノを置けば発火し火事になる可能性も考えられるため、直接モノを置くのは非常に危険なのです。
Haier Japan Region ーより引用
上に置いた物が変形するだけであれば被害は最小限に抑えられますが、発火して周辺の物に引火すれば大惨事となってしまいます。
被害が出てからでは遅いので、事前に危険性を排除しておきましょう。
※写真はイメージ
電子レンジの上を有効活用したい場合は、耐熱ラックを使用しましょう。
電子レンジ専用のラックはもちろん、熱がこもりにくいメタルラックやウッドシェルフもおすすめです。
ラックを選ぶ時のポイントは、電子レンジが放熱できるように『棚と棚の間にある程度の隙間がある』ことです。
購入する前に取扱説明書で『天面・側面・背面』のスペースを確認し、自宅の電子レンジに合ったラックを探しましょう。
既製品だと電子レンジに合うサイズのラックがない、ラックを置くスペースを取れないといったときは、脚付きの鍋敷きやすのこを電子レンジの上に乗せるだけでもOK。
熱に弱いものは避けた方がいいですが、調理器具や小物などちょっとしたものを置くことができます。
Haier Japan Region ーより引用
ちょうどいい物が見つからないという場合は、放熱を妨げないような『脚付きの物』を利用するのも1つの方法です。
デッドスペースをいかに安全に活用できるかを考えながら、キッチンの模様替えを楽しんでみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]

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