元フジテレビアナ渡邊渚、PTSDを患っていたことを告白 治療終了に「ホッとした」

2024年10月1日、元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが、自身のInstagramを更新。心的外傷後ストレス障害(通称:PTSD)を患っており、治療が終わったことを報告しました。
2020年にアナウンサーとして入社した渡邊さんは、2023年に体調不良のため入院。その後、休業しており、2024年にフジテレビを退社していました。
渡邊さんは、Instagramで「やっといろんなことが終わって、ホッとしています」と、笑顔の写真を2枚投稿。
消化器内科・皮膚科・膠原病(こうげんびょう)科など、さまざまな科で治療をしたことを明かしました。
長く向き合ってきた病気の専門治療が、予定より少し早く終了しました。やっといろんなことが終わって、ホッとしています。
これまで消化器内科・皮膚科・膠原病科など、様々な科にお世話になりました。中でも、長い時間をかけて治療した原因は、【PTSD 心的外傷後ストレス障害】を患っていたからです。
PTSDとは、生命を脅かされるような出来事によって引き起こされる精神疾患です。フラッシュバックや回避・解離、過覚醒、パニック発作など、様々な症状がありました。この1年4ヶ月、生きているのが辛くて、身も心もボロボロでした。当たり前にできていたことができなくなって、大事にしてきた仕事もできなくなって、残ったのはうまく動かない身体だけ。“死んだ方が楽だった””なぜ生きなければいけないのか”をずっと考えて、この先どれだけ治療をしても痛みと恐怖からは永遠と逃れられないのではないかと毎日苦しみました。記憶があまりない時期もあり、「このまま死んじゃうんじゃないか」と家族にも心配をかけました。
watanabenagisa_ ーより引用
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
渡邊 渚(@watanabenagisa_)がシェアした投稿
渡邊さんは、1年4か月の闘病生活を振り返り、生死と向き合い家族にも心配をかけてしまったと回顧。
「できなくなったことに向き合うことが、本当にしんどかった」とつづりました。
また、闘病中は「スープを1cmだけでも飲んでなんとか生きる」「自宅から徒歩1分のコンビニに、5分かけて歩いて行く」など小さな目標と実験を繰り返して、できることを増やしていったのだとか。
その結果、渡邊さんは「先日PTSDの専門的な治療が終わり、やっと日常生活に不安がなくなって、笑顔で過ごせるようになりました」と、闘病生活が終了したといいます。
闘病中は、さまざまなことに気付き、学びがあったと明かしました。
PTSDにならなければ、大好きな仕事を辞めることはありませんでした。失ったものに目を向ければたくさんあって悲しくなるし、心と頭からトラウマを消すことは一生できないけれど、生死と向き合って学んだことがたくさんありました。恐怖のない普通の生活、どこにでも自由にいけて、友達や家族と笑ってご飯を食べられる…当たり前の幸せにたくさん気づいて、大事なものが透き通って見えるようになりました。
そして何より、私を見捨てず、どん底から救ってくれた人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
ひとりぼっちに感じた療養期間をたくさんの方がSNSを通じて支えてくださり、パワーをいただきました。本当にありがとうございました。これからは私がパワーを送る番です!私はこれからもずっと、病気と闘ったり、生きづらさを感じたりしている方たちの味方です。
watanabenagisa_ ーより引用
渡邊さんは、闘病生活を終えた今は「生まれ変わっても私になりたいと思えるほど強くなれた」といいます。
また、渡邊さんは、長期間繰り返された心的外傷を指す『複雑性PTSD』ではないことを、明らかにしています。
「両親から虐待されたなどの事実はありません。安易な憶測によって家族への誹謗中傷が起きないよう、あえて記します」と述べました。
現在でも、症状に波があり、通院は続けているものの、元気であることを報告しています。
【ネットの声】
・よく頑張ったね、これからも応援しています。
・同じ病気で、先日社会復帰しました。無理しないでくださいね。
・生きていてくれてありがとう。顔色もよくなって安心した。
今後は、自身のペースで仕事を続けていくという、渡邊さん。これからの活躍を、多くの人が応援していることでしょう。
[文・構成/grape編集部]

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