「塩素系漂白剤を使うなら…」 プロの指摘に「そんなことに」「勘違いしてた」

衣類に付着した頑固な汚れを取り除く際に、便利に使えるのが漂白剤です。
とはいえ、漂白剤も万能ではありません。実は「漂白したのに白くならない」「なぜか黄色くなった」というトラブルもあるのだそう。
トラブルの原因や気になる対処法について、洗濯にまつわる情報を紹介中の『宅配クリーニングのcoco-ara(ココアラ)』(coco_ara_cleaning)公式Instagramより紹介します。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
宅配クリーニンクのcoco-ara(ココアラ)(@coco_ara_cleaning)がシェアした投稿
子供の体操服や靴下など、頑固な汚れが付着した際に使えるのが塩素系漂白剤です。汚れを取り除き、真っ白な状態へと戻してくれると思いきや、失敗してしまう可能性も。ココアラ公式Instagramによると、袖口や襟が黄色くなってしまうケースがあるそうです。
これは、袖口や襟の芯地に使われているメラミン系樹脂が、塩素と反応してしまうためだといわれています。化学反応によって、色味が黄色へと変化してしまう仕組みです。
・塩素系漂白剤を指定よりも濃くして使った場合
・指定された時間よりも長く浸け置きした場合
これら2つの条件に当てはまる場合、色の変化が起きやすいといわれています。「きれいにするつもりが黄ばんでしまった…」という失敗を避けるためにも、十分に注意してください。
漂白剤で黄色く変化してしまった衣類は、同じく化学反応によって、黄ばみを取り除ける可能性があります。落ち着いて、以下の手順を試してみてください。
1.バケツ10に対して酢20㏄を加えた酢水を用意する
2.黄色くなってしまった衣類をすすいで乾かした後、酢水に30分ほど浸ける
酢に含まれるクエン酸には、黄ばみを漂白する効果が期待できます。自宅にあるものを使って手軽に実践できる方法なので、ぜひ試してみてください。
なお、塩素系漂白剤とお酢を同時に使うと、塩素ガスが発生して大変危険です。衣類に塩素系漂白剤が残らないよう、しっかりとすすぎ乾燥させた後に、酢水に浸けるようにしてください。
酢水で効果がなかった場合、還元型の白物用漂白剤を使う方法もあります。使用方法をよく確認し、指示通りにお手入れしましょう。
ただしこちらは、色柄物には使用できません。色柄物が黄ばんでしまった場合、酢水を使ったお手入れ方法以外にできることはありません。クリーニング店に依頼しても元に戻らない可能性が高いため、漂白剤を使う前には十分に注意してください。
ココアラ公式Instagramが紹介する情報に対して、「漂白剤を使ったのにかえって黄ばんでしまう恐れがあるなんて」と驚いた人も多いのではないでしょうか。
日々の洗濯は、正しい方法で行うことが何よりも大切です。洗濯表示タグや漂白剤の正しい使い方を確認して、思わぬトラブルを予防しましょう。
[文・構成/grape編集部]

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