新潟県糸魚川市出身でバレーボール元日本代表の川合俊一さんが新潟市の中学校でスパイクやレシーブがうまくなるコツを生徒に直接指導しました。
【高濱優生乃アナウンサー】
「今、約800人の生徒が出迎える中、川合俊一さんが入場してきました。会場には割れんばかりの拍手が響き渡っています」
9月30日、新潟市西区の内野中学校で講演したのは、糸魚川市出身でバレーボール元日本代表の川合俊一さん。
【川合俊一さん】
「イチローとか大谷翔平もそうだが、トップに行く選手というのは、つらいことをつらいと思わず、ずっとやり続けることができる選手が一流になる」
現役時代は世界と戦い、現在は選手の育成に携わる川合さんが「一流選手になるために必要なこと」を伝えたあとは…
【川合俊一さん】
「(スパイクを)打ち終わったら、必ず自分のひじが耳の横にあるのを確認して」
スパイクやトスがうまくなるためのコツをバレー部に直接指導!
【川合俊一さん】
「たいがい、決めようと思って力が入っちゃう。上から何か引っ張ろうとするとき、ひじを曲げて引っ張るでしょ?必ず、力を入れるときはひじを引く。バレーでスパイクを打つとき、打とうと思って力が入ってひじが落ちる。ひじが落ちた瞬間にネットよりも下になっちゃう」
また、フェイントにも対応できるレシーブは、足を前後に開くよう構えることが大切だと解説しました。
【川合俊一さん】
「この体勢にしておいて、前足のほうから踏み出す。1歩下がるか下がらないかによって、フェイントが取れるか取れないか」
教わったことを自分のものにしようと熱心に聞く生徒たち。
【生徒】
「前は肩を下に潜して(ボールを)取れと言われていたが、川合さんの場合は、肩をぐっと上げて取るというのが今まで教えてもらったことと違った。肩を上げたほうが自分的には取りやすくなった」
【生徒】
「将来、日本代表になりたい。川合俊一さんが“モノマネが大事”と言っていたので、石川祐希さんのスパイクのフォームを見て真似していきたい」
【生徒】
「(Q.実際に見た川合さんは?)とてもかっこよかった。もともと、すごく憧れていた方だったので、すごくうれしい」
憧れの川合さんとの時間は限られていましたが、生徒にとって深い学びとなったようです。