女子プロゴルファーの横峯さくら(38)の父で元参院議員の横峯良郎氏(64)が1日、任期満了に伴う宮崎・西都市長選(来年1月19日告示、同26日投開票)に無所属で出馬することを表明し、当選への意欲を示した。
主な公約として「コストコ誘致」と「ふるさと納税納入額日本一」を掲げ、30日には西都市内で出馬会見を行った。「西都IC近くにコストコをつくる。九州中から人がやってくる」と人気の会員制総合スーパー招致に尽力する。さらに「同じ宮崎の都城市はふるさと納税が日本一。西都のマンゴー、ピーマン、牛は最高にうまい。都城を抜いて日本一を目指す」と熱弁した。
鹿児島・鹿屋市出身の横峯氏は20年以上前に生活拠点を宮崎県内に移し、22年には知事選への立候補を表明したが、持病悪化のため、出馬を断念した。「今、体は全く問題ない」と強調した上で「西都市は、なんとでもなる。前回の投票率は65・22%。これが80%に上がれば、私にも勝機はある」と話した。
同市長選選には通算5期目を目指す現職の橋田和実氏(71)、前市長の押川修一郎氏(69)らが出馬を表明している。
◆横峯 良郎(よこみね・よしろう)1960年3月15日、鹿児島・鹿屋市生まれ。64歳。地元の串良商を卒業し、多くの職業を経験した後、地元で弁当店と居酒屋を開業。並行して多くの子供たちにゴルフを教え、長女・瑠依、三女・さくらをプロに育てた。2007~13年、参院議員。11年に旧民主党を離党し、その後、新党大地に所属した。