暑い時期、寒い時期を乗り越えるために欠かせないエアコン。
一般的にエアコンと呼ばれる室内機は定期的に掃除をしていても、室外機に関しては特に手を付けていないという人は多いでしょう。
室外機も室内機同様に、掃除をする・しないで暖房や冷房の効率に差が出る可能性があります。実際の掃除方法と合わせて解説していきましょう。
外にあるため、あまり意識しないことが多い室外機ですが、実は定期的な掃除が必要なのだそう。『激落ちくん』で知られるレック株式会社(lec_official_jp)によると、室外機の汚れを放置しておくと、冷却・排熱機能に悪影響が出るのだそうです。
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冷却・排熱機能はエアコンの効率運転に関わる部分であり、この機能に問題があると冷暖房の効率が悪化。電気代が高くなってしまうのです。
燃料代が高騰する昨今、これを聞いた瞬間に室外機の掃除へ飛び出す人もいるかもしれませんが、闇雲に掃除をする前に、掃除するべき箇所と効果的な掃除方法を押さえておきましょう。
室外機の掃除で注目したいのは、外側、フィン、ドレンホース、室外機周辺の4か所です。それぞれの掃除方法を見てみましょう。
外に置かれている室外機は、外側にホコリをはじめとした汚れが付いています。ほうきやブラシで大きな汚れを落としてから、水拭き・乾拭きの順でお手入れしていきましょう。
ホコリやチリがたっぷり溜まっているフィンは、掃除機で目に詰まった汚れを吸い取ります。その後にブラシで丁寧にかき出し、仕上げにもう一度掃除機をかけましょう。
ドレンホースは水拭きで汚れを拭き取ればお手入れ完了ですが、ホースが詰まっている場合にはかき出す必要があります。割り箸のような細長いものを使って異物を取り除きましょう。
室外機周辺、特に約20~30㎝周辺のゴミは取り除き、ものを置いてある場合は移動させましょう。近すぎる場所に物やゴミがあると、排熱機能が低下して冷暖房の効率が悪くなってしまいます。
また、熱がこもって故障の原因になる可能性もあるため、庭やベランダを掃除する時には意識的に室外機の周辺もきれいにするようにしましょう。
夏も冬も大活躍のエアコンは、室外機の状態で冷暖房の効率が変わります。効率よく運転できれば節電・節約になり、環境や家計への貢献も実現するでしょう。
季節の変わり目や掃除しやすいタイミングなど、ライフスタイルに合わせながら、定期的な掃除を取り入れてみてください。
[文・構成/grape編集部]