防災バッグに保存袋を! 非常時のお米の炊き方に「覚えておくべき」「有益」

電気やガスが止まった時の炊飯方法に『フリーザーバッグで湯せんする』という方法があります。
非常時にも白ご飯が味わえるのは嬉しいことですが、実際に試してみると「おいしくない」ということも。その原因や対策を見てみましょう。
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ガスも電気も使えない非常時には非常食を食べるしかないように思えますが、状況によっては卓上コンロで水を節約しながらお米を炊くことも可能です。
耐熱温度が高いタイプのフリーザーバッグにお米を入れ、少量のお湯で湯せんをしながら炊く方法であれば、いつも食べている白ご飯が食べられるため、空腹を満たすだけではなく、精神面でもほっとできることでしょう。
ただ、この方法は「あまりおいしくない」「炊き上がりがよくない」という声もあります。
役立つライフハックを多数発信しているライフハックまも(lifehack.mamo)さんによると、非常時に備えてこの方法でお米を炊いてみたところ、米ぬかの臭みが抜けていなかったり、芯が残ったりなどの状態になったそうです。
この時のまもさんの炊き方は以下の通りでした。
・袋に入れるお米と水の量は同じ
・無洗米が手元になく、通常のお米を使用
・湯せんに使った鍋の水量は少なめ
・沸騰してからフタをしめ、15分湯せん
これで炊き上がったご飯ですが、結果は『失敗』とのことでした。無洗米を使えば米ぬかの臭みが残る点は改善されそうですが、非常時に炊くということを考えると、普段から使っているお米でおいしく炊けるようにしたいもの。
まもさんは、よりおいしく炊ける方法はないか模索したようです。
続いてまもさんは、できるだけおいしく炊く方法を紹介しています。
1回だけお米をとぎ、完全に水を切ります。
前回同様、お米と同じ量の水を入れたら、空気を抜いて袋の口を閉じ、そのまま10分浸水させましょう。
浸水が終わったら、沸騰したお湯で10分湯せんします。
湯せん後、火を止めて5分蒸らします。
前回との違いは『1回だけとぐ』『10分浸水、10分湯せん、5分蒸らす』です。
結果は「おいしくいただけました」とのことでした!
ほんの少しの手間で炊き上がりが変わるのなら、非常時でも試してみる価値があるのではないでしょうか。まもさんの検証を参考に、いざという時には思い出して取り入れてみましょう。
なお、湯せんには耐熱温度の高いフリーザーバッグを使うことに加え、湯せんのお湯を多めにする、もしくは耐熱皿を鍋に入れた上で湯せんするなどして、鍋肌に直接袋が当たらないようにしましょう。
非常時を想定すると、水は節約したいもの。
まもさんはなるべく水の使用量を抑えつつおいしく炊くために1回研ぐという方法を取りましたが、気になる人は無洗米を常備し、一定期間ごとに食べて新しいものを備蓄するようにしてもいいかもしれませんね。
非常事態に遭遇しないことが一番よいのですが、いつ何があるのか分からないことも確かです。いざという時でもおいしいご飯を食べられるように、まもさんの情報をぜひ参考にしてみてください。
[文・構成/grape編集部]

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