賃上げブームは初任給だけで既存社員は上がっていない? 年収実情を調査

キュービックは2024年9月19日、「賃上げブーム」の実情について正社員1,109人に調査し、転職活動や新しいキャリアの選択を支援するサービス「ミライトーチ」にて公開した。同調査は2024年8月7日~8日、企業で働く正社員(20代~60代)1,109名を対象にインターネットで実施した。

正社員1,109人に対し「新卒から今までで年収はアップしたか?」と聞いたところ、「かなりアップしている」24.9%と「少しアップしている」42.9%を合わせて67.8%と上がっている人が大半という結果だった。

しかし、新卒から年収が変わっていない人が20.9%であり、むしろ下がっているという人も一定数いるようだ。

年収がアップした752人に対し「新卒時と比べてどのくらいアップしたか?」と聞いたところ、一番多い回答は「10万円以下」で17.1%、次は「11~50万円」の13.5%だった。アップした額が100万円以下という人は合計43.8%と過半数に近いという結果になった。

企業の正社員1,109人に対し「初任給アップの動きについてどう思うか?」を聞いたところ、一番多い回答は「とても良い」で34.0%だった。

年代別に見ても意見に大きな差がなく、初任給アップについては仕方ないこととして許容しているようだ。

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