東京・墨田区「あそび大学」がキッズデザイン賞最優秀賞(内閣総理大臣賞)受賞、25日表彰式!NPO法人あそび研究会運営、区内町工場から提供素材を活用したあそび場の提供など評価

東京・墨田区のNPO法人あそび研究会が運営する「あそび大学」が「第18回キッズデザイン賞」の「最優秀賞(内閣総理大臣賞)」を受賞、25日に表彰式が行われることになった。こどもの健やかな成長や創造的な学びを促進する優れた取り組みに対して授与されるもので、区内の町工場から提供された素材を活用して、こどもたちが主役のあそび場を提供する活動などが評価された。
受賞団体の「あそび研究会」はSeki Design Lab. 、NPO法人Chance For All、千葉大学環境デザイン研究室、一般社団法人SSKの4団体によって設立。「自分で考え判断する力を身に付け、自走できるようになるためには、こどもの頃のあそびを通して育まれる思考力や判断力がとても大切」と考え、あそび場づくりの一環として2021年12月に千葉大学墨田サテライトキャンパスで「あそび大学」をスタート。毎月1回のペースで開催し、22年の総参加者数は1500人、23年は2600人を超え、地域のイベントやショッピンモールなどでもあそびのイベントやワークショップを行っている。
こうした取り組みに対し、キッズデザイン賞(主催・NPO法人キッズデザイン協議会、後援・経済産業省、内閣府、消費者庁、こども家庭庁)の最優秀賞(内閣総理大臣賞)が贈られることになった。受賞理由として「子どもたちが主役となり、子ども自身が自発的に考え行動する視点が明確であり、それを支えるプログラムも完成度が高い」と評価。さらに「企業、大学、自治体、NPOの連携もよく、子どもたち自身が考え、つくり、選挙も行うなど多面的な取り組みがあり、最優秀賞にふさわしい」と、優秀作品にノミネートされた33作品のなかから選ばれる形となった。
25日の表彰式はオンラインでも配信され、事前登録すればだれでも視聴可能。「あそび大学」のプレゼンテーションも行われる。また、29日には千葉大学墨田サテライトキャンパスで「なつのあそび大学報告会」が行われ、墨田区・山本亨区長も駆けつけて今回の受賞について祝辞を述べる。

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