オスプレイ不具合の連絡は「来ていない」と木原防衛相 米国での出火事故を巡り 飛行停止には否定的

【東京】木原稔防衛相は24日の記者会見で、米国内の空軍基地で発生した海兵隊輸送機MV22オスプレイの出火事故について、製造企業や米軍側からエンジンや部品の不具合に関する連絡は来ていないと明らかにした。一方、オスプレイの安全性は「累次の機会に確認しており問題ない」とし、飛行停止には否定的な考えを示した。

木原氏は、事故に関して米側に情報提供を求めていると強調。「引き続き日本国内に配備されているオスプレイの安全確保の徹底を求める」と述べた。
一方、オスプレイの運用を統括する米軍のプログラムオフィスや機体の製造企業から「不具合がクリティカル(危機的)であれば連絡が来てもおかしくないが、現時点では来ていない」と説明した。
事故は18日、米西部ワシントン州のフェアチャイルド空軍基地で発生。MV22が地上訓練中にエンジンから出火した。負傷者はいなかった。
米側は出火原因などについて調査を進めているが、沖縄や他地域に配備されているMV22の飛行訓練を停止する予定はないとの見解を示している。オスプレイ不具合の連絡は「来ていない」と木原防衛相 米国での…の画像はこちら >>

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