歴史の荒波の中で絆を深めた琉球国王と王妃 物語がオペラに 琉装した歌手らが制作発表 沖縄・浦添市で10月上演

琉球王国時代の王妃アオリヤエ(阿応理屋恵)と尚寧王の愛の物語を描く琉球オペラ「アオリヤエ~ようどれに眠る愛」が10月12、13の両日、沖縄県浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで上演される。
本年度の文化庁文化芸術創造拠点形成事業の一環で、浦添市文化芸術振興事業実行委員会(実行委員長・松本哲治市長)とC-BRASSウインドオーケストラ(伊敷祐希代表)が主催。
2014年以来10年ぶりの再演で、尚寧王役を田里直樹さん、王妃アオリヤエ役を宮城美幸さんが務める。

アオリヤエは1609年の薩摩侵攻時の琉球国王で浦添ようどれに葬られた尚寧の王妃。歴史の荒波に翻弄(ほんろう)されながら絆を強める二人の物語を総勢約90人で描く。演出は横山由和さん、台本は嘉手納良智さん。
市役所でこのほど制作発表があり、芸術監督・作曲を担う新垣雄さんは「苦難と愛の物語。激動の時代を未来へどう切り開いていくか。二人の物語を通して発信したい」と述べた。
宮城さんは「西洋音楽と琉球音楽が調和した世界を発信し、地球上に広げたい」とPR。田里さんは「すごくドラマチックで、演じていて充実感がある。皆さんと共有したい」と話した。
全席指定。2千~1万円(当日千円増)。歴史の荒波の中で絆を深めた琉球国王と王妃 物語がオペラに 琉…の画像はこちら >>

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