「万引が少年から高齢者まで広がっている」 防犯対策で情報共有 11事業者と沖縄県警幹部ら 那覇市

【那覇】県警は2日、「県店舗対象犯罪防止連絡協議会」を県警本部で開いた=写真。県内のスーパーやコンビニエンスストア、大型量販店などと万引などの防犯対策について情報を共有するのが目的で、11事業者の代表者や県警幹部ら約20人が参加した。
県警によると、おれおれ詐欺や電子マネーをコンビニで購入させるといった手口の「特殊詐欺」、交流サイト(SNS)上で著名人などをかたって投資に勧誘する「SNS型投資詐欺」、恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」の被害認知件数は7月末時点で108件で、被害総額は約10億円に上る。
県内コンビニ店員の声かけなどによって、特殊詐欺被害が防止された事案は同時点で21件だった。
同協議会会長で、サンエーの高江洲利樹総務部長は「万引の発生は後を絶たず、実行する者も少年から高齢者まで各層に広がっている」と指摘。県警の島尻哲也生活安全部長は、窃盗犯が全刑法犯の多くを占めているとして「今後も関係機関・団体と連携し、犯罪抑止に向けたさまざまな対策を強化する」と話した。「万引が少年から高齢者まで広がっている」 防犯対策で情報共有…の画像はこちら >>

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする