強雨エリアは東北へ 関東~九州も所々で激しい雨 能登は雨ピーク過ぎるも警戒続けて

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今日22日(日)、発達した雨雲は北陸から東北へ移ってきています。東北は夕方にかけて激しい雨の降る所があるでしょう。関東から九州も所々で激しい雨が降り、局地的に非常に激しく降るおそれ。道路の冠水などに注意を。なお、北陸は大雨の峠を越えたものの、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。
雨雲発達 非常に激しい雨も

今日22日(日)、前線が九州から関東付近に延びており、前線上の低気圧が北陸付近を東北東に進んでいます。今朝は北陸周辺に低気圧に伴う活発な雨雲がかかり、石川県の所々で1時間に30ミリ以上の激しい雨を観測しました。石川県輪島市では24時間降水量が400ミリを超え、48時間降水量は約500ミリと記録的な大雨となっています。また、東北や関東から九州でもあちらこちらで雨雲が発達し、佐賀県唐津市で1時間に77.5ミリの非常に激しい雨を観測。高知県四万十町の窪川や大分県日田市や玖珠町ではたった3時間で120ミリ以上の雨が降りました。
午後は東北や関東から九州の所々で激しい雨

今夜にかけては低気圧が東北付近を通過し、前線が本州を南下します。石川県の能登地方を中心とした北陸の大雨は峠を越えたものの、活発な雨雲は東北へ移ってきています。東北は断続的に雨が降り、夕方にかけては局地的に激しい雨が降りそうです。北陸や東北ではこれまでの大雨により地盤の緩んでいる所や増水している河川があり、少しの雨でも土砂災害や浸水害、洪水災害の危険度が高まるおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東から九州の広い範囲で大気の状態が非常に不安定な状態が続くでしょう。夕方にかけてあちらこちらで激しい雨や雷雨となりそうです。局地的には道路があっという間に冠水するほど非常に激しく降るでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水など警戒が必要です。
大雨の時に危険な場所は

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。

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