洗濯機の自動投入が故障するかも? 入れてはいけないものに「普通に使ってた」

洗濯のちょっとしたストレスの1つとして、『毎回の洗剤・柔軟剤の軽量』が挙げられます。
洗濯機が洗濯物を計量するのを待ち、それに合わせて毎回測って入れるのは少々面倒。そんなストレスを解消してくれる機能が、『洗剤の自動投入機能』です。
洗濯のたびにいちいち洗剤や柔軟剤を入れる必要がないため非常に便利ですが、自動投入で使えない洗剤もあることをご存じですか。
洗濯機も多く取り扱う東芝ライフスタイル株式会社の公式サイトより、自動投入できないものを紹介します。
洗濯機の中でも、特に機能性に優れたモデルに多く搭載されているのが洗剤の自動投入機能です。専用タンクにあらかじめ洗剤や柔軟剤をセットしておけば、洗濯の際に適切なタイミングで適正量を使用してくれます。
洗濯にまつわる手間をできるかぎり少なくしたいと考える人の中には、「自動投入機能に惹かれ、高性能モデルを検討する」という人も多いのではないでしょうか。しかしながら、普段使っているアイテムによっては、せっかくの機能を使えない可能性もあるのです。
自動投入で使うことができないものは下記の通りになります。
・流れにくい(粘性が高い)もの(「ダウニー」など)
・ゼリー状や固まった状態、分離した状態のもの
・基準量(液体洗剤や柔軟剤の容器に記載の「水30に対する使用量」)が30を超えるもの
・容器に「使用量の目安表示」がないもの
・おしゃれ着用液体中性洗剤(毛・絹用)
・粉末合成洗剤
・液体石けん
・液体複合石けん
・洗濯のり
・粉石けん
・脱水槽に直接入れて使用する液体洗剤や柔軟剤、加香剤(「ジェルボール」やビーズタイプのものなど)
・重曹
・漂白剤
東芝ライフスタイル株式会社 ーより引用
特に注意が必要なのは、粘性が高い柔軟剤や液体せっけんです。「液体洗剤だから使えるはず」と、入れてはいないでしょうか。
自動投入は、洗濯機内部に組み込まれたポンプによって行われています。ドロッとした洗剤・柔軟剤を使っていると、最初のうちは問題がなくとも、そのうち自動投入されなくなってしまう恐れがあるでしょう。
使えない洗剤・柔軟剤を入れていると、ポンプそのものが故障し交換修理が必要になってしまう可能性も。自動投入に使えるものをあらかじめ把握し、適切に扱うようにしてください。
粉せっけんや脱水槽に直接入れて使用するタイプのもの、洗濯のりなどは、実は手動投入でも使用できません。こちらもあわせて確認してみてください。
※写真はイメージ
自動投入できるタイプの洗剤・柔軟剤を使用していても、時間の経過とともに汚れが溜まり、詰まりの原因になってしまう恐れがあります。こうしたトラブルを避けるためにも、定期的にお手入れするようにしてください。
洗剤ケースや自動投入タンクは、取り外せるようになっているものがほとんどです。ぬるま湯で洗って、洗剤かすやドロッとした固まりを取り除いておきましょう。全体を乾燥させてから、再度取り付ければ完了です。
投入経路のお手入れ方法については、説明書を確認してみてください。
「これまで粘度の高い洗剤を使ってしまっていた…」という場合も、いったん中をきれいに洗浄してから、新たに適切なタイプの洗剤を投入するとよいでしょう。2~3か月に一度のペースでお手入れすると、清潔に保ちやすくなります。
洗濯機の自動投入機能は、上手に使えば非常に便利です。いちいち洗剤や柔軟剤を開ける必要がないので、洗濯機周りもすっきり整えやすいでしょう。自動投入できるもの、できないものをしっかりと認識し、トラブルを防ぐことが大切です。
[文・構成/grape編集部]

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